ナポリの本拠地が「マラドーナ・スタジアム」に改称!「あなたは永遠だ」

2020年12月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼はイタリア・サッカーの概念をひっくり返した」

ナポリ市民にとってかけがえのない存在だったマラドーナ。(C)Getty Images

 セリエAのナポリは12月4日、ホームスタジアムの「サン・パオロ」が「ディエゴ・アルマンド・マラドーナ」に変更になったことを発表した。

 11月25日にこの世を去った元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナは、1984~91年にナポリに在籍。188試合・81ゴールを記録し、それまでリーグタイトルがなかったチームに2度のスクデットをもたらし、英雄となった。

 マラドーナの死後、クラブのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長やナポリ市のルイジ・デ・マジストリス市長がスタジアム名の改称を示唆。市議会で承認され、正式に決定した形だ。

 現地スポーツチャンネル『Sky Sport』の取材によると、ラウレンティス氏は「ずっとそう提案してきたんだ。マラドーナがここで過ごした数年間はナポリの人々の記憶から消えないままだ」と語っている。
 
「マラドーナは、イタリアでユベントス、ミラン、インテルなどが強く貴族的なものととらえられていたサッカーの概念をひっくり返したんだ」

 享年60でこの世を去ったが、フットボール界に数々の偉業を残したマラドーナ。ナポリは改めて「彼の測り知れない魔法と才能で、7年間もナポリのチームシャツを着てくれたことを誇りに思う」と表明し、「この町はすべてをもって永遠で無条件の愛をあなたに捧げるだろう」と偉大なレジェンドにメッセージを送っている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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