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【プリンス関東】選手権V候補の矢板中央と昌平が激突!スコアに明暗も互いに掴んだ大きな収穫とは?

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2020年11月26日

昌平は4人がJリーグ入団内定

ビッグセーブも見せ、チームの完封勝利に貢献した矢板中央GK藤井。写真:安藤隆人

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 プリンスリーグ関東第6節、昨年度の選手権ベスト4の矢板中央と同ベスト8の昌平という、どちらも選手権の優勝候補のひとつに挙げられるチーム同士が顔を合わせた。スコア自体は3-0で矢板中央の勝利と差がついたが、内容はお互いの持ち味が発揮された戦いだった。

 今年の矢板中央は伝統の堅守速攻のサッカーがさらにパワーアップ。GK藤井陽登、185cmの新倉礼偉と186cmの島﨑勝也の強力CBコンビに、ボランチの大畑凛生で強固なブロックを敷き、奪ってから前線のエース多田圭佑を走らせ、高速カウンターを繰り出す。

 一方の昌平はFW小見洋太(アルビレックス新潟内定)、トップ下の須藤直輝(鹿島アントラーズ内定)、小川優介(鹿島内定)と柴圭汰(福島ユナイテッドFC内定)のダブルボランチを軸にパスとドリブルを駆使し、スピーディーかつ正確性の高い攻撃を仕掛ける。

 明確な特徴を持つ両チームは、この試合でメンバーを半分近く入れ替えて臨んできた。今年は昇格も降格もないとは言え、選手権前に変な負け方をして士気を落としたくはないし、短期集中決戦となる選手権を勝ち抜くために新戦力の台頭は必要不可欠。この思惑は両チームのスタメンを見ても分かった。
 
 昌平は柴と小見がベンチ外で、須藤と小川はベンチスタート。GK上林真斗、ボランチの佐藤空海斗、右MF篠田翼と1年生を3人スタメン起用したが、どれも下部組織のFCラヴィーダ出身の期待の注目株。佐藤とボランチを組ませた2年生の井野文太も「彼はもっと食い込んできてもらいたい選手」と藤島崇之監督も期待する存在だ。CBは生島翼と唐木晃の不動のレギュラーを起用し、右サイドバックには最近レギュラーを獲得した2年生・本間温土を配置するなど、アタッカー陣のテコ入れを図った。

 対する矢板中央はGK藤井、CB新倉、左サイドバックの2年生・小出勇翔、ボランチの大畑と守備のキーとなる選手を置きつつも、組み合わせに変化を加えた。新倉のコンビにCB三河和矢、右サイドバックには去年からのレギュラーの坂本龍汰ではなく、2年生の山越結平、ボランチに2年生の柴田玲樹を配置して、新たなコンビネーションを図った。

 さらに右サイドハーフには期待の2年生レギュラー・星景虎ではなく、同じく2年生でレフティの黒澤光成を起用するなど、両チームとも要所に主軸を置きながらも、期待の選手を組み込んで勝負と経験の両方を求めてきた。
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