「こんなことを言ったら笑われる」元英代表DFが好調のケインを“天才”ジダンと比較!「ボールタッチなんか…」

2020年11月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

中2日ながらタフに仕事を全う

トッテナムを牽引するケインを元イングランド代表DFが「天才」ジダンと比較した。 (C) Getty Images

 現地時間11月21日に開催されたプレミアリーグ第9節で、本拠地にマンチェスター・シティを迎えたトッテナム・ホットスパーは、2-0の完封勝利を収めた。開始早々の5分に電光石火のカウンターから韓国代表FWソン・フンミンが先制ゴールを決め、65分にジオバニ・ロ・チェルソの追加点で難敵を突き放した。

 プレミアリーグでは4年ぶりの4連勝となったシティ撃破に小さくない貢献をしたのが、10番を背負うエースのハリー・ケインだ。

 立ち上がりから"偽9番"のように振る舞い、ビルドアップに絡むなど精力的に動き回ったケインは、65分のロ・チェルソの追加点の場面では速攻から見事なラストパスを供給した。

 今月19日に開催されたアイスランドとの代表戦から中2日だったにもかかわらず、90分間に渡って、精力的に仕事を全うした10番は試合後、「順調だけど、まだ改善できるし、タフに戦い続けないとね」と満足はしなかったが、識者からは絶賛の声が挙がっている。

 この試合の中継を担っていた英衛星放送『Sky Sports』に出演した元マンチェスター・ユナイテッドのガリー・ネビルは、「こんなことを言えば、嘲笑われるかもしれないけど」と前置きしたうえで、こうケインを称えた。
 
「彼のところにボールが入った時に、私には少しだけジダンが見えるんだ。彼のボールキープの仕方は本当に素晴らしい。あれはまさにジダンのような体勢とボールタッチで、誰も近づくことができないんだ」

 懐の深いケインのボールキープを、フランスのレジェンドと比較したネビルは、さらにイングランド代表FWを褒めちぎった。

「今日のケインは誰が見ても信じられないぐらいにラポルトとディアスのコンビを翻弄した。ああいうプレーは数年前にも見た。リバプールのロブレンをウェンブリーで圧倒してベンチに下げさせた時だ。ただ、今日のプレーはそれをはるかに上回るもので、壮観なパフォーマンスだった。ラポルトとディアスは最大5000万ポンドクラスのセンターバックで、まさしく世界基準の二人だ。それをあそこまでいなしてしまうとはね……。驚いたよ」

 イングランド代表OBからも絶賛されたケイン。本人が何よりも欲していたであろうゴールはなかったものの、そのプレーは圧倒的だった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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