元イタリア代表FWのアントニオ・カッサーノは、イタリア紙『Gazzetta dello sport』のインタビューで、今シーズンのスクデットはインテルが有力だと語った。

「今シーズンのスクデットを勝ち取るのはインテルだ。コーチ陣は優秀で、リーグでも屈指の名将に率いられている。これが決め手になるだろう」

　一方、10連覇を目指すユベントスについては、「ピルロ（新監督）は魅力のあるアイデアを持っているが、もう少し経験を積まないといけない」と指揮官の経験面に言及。最終的にはユベントスではなく、インテルが頂点に立つと見ている。
 

　7節終了時点で首位に立っているのは、5勝2分けのミラン。しかしカッサーノはミランの優勝は難しいと考えているようだ。

「ミランがこのペースで最後まで駆け抜けられるとは思わない。ヨーロッパリーグもあるし、いまの選手層を考えれば、4位以内に入れば上出来だ」

　また、ダークホースとしてアタランタを挙げ、「まずはイリチッチの状態を100パーセントに戻さないといけない。そうすれば優勝を争えるだろう」と話している。

　優勝候補に挙げたインテルは、7節終了時点で3勝3分け1敗の7位。3勝4分けで5位のユベントスよりも順位は下だが、カッサーノの見立て通りに、これから順位を上げていけるのか注目だ。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部