「ウエスカの大きな希望」岡崎慎司がラ・リーガ初勝利のカギに! 現地紙記者がその復帰を熱望

2020年11月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

10月初旬から負傷で戦列を離れている

念願のスペイン1部挑戦中に負傷した岡崎。現在は復帰に向けて調整を続けている。(C)Mutsu FOTOGRAFIA

 ラ・リーガのウエスカに所属する岡崎慎司は、10月3日に行なわれた第3節のエルチェ戦で左太ももを負傷して以降、戦線を離脱している。

 当初は2~3週間の離脱とされていたが、1か月以上続く不在に、チームは悲鳴を上げているようだ。11月11日付の現地紙『sport aragon』電子版で、ウエスカ番のエルロイ・ビルバオ記者は、「シンジ・オカザキの救援が待たれる」と伝えている。

 というのも、ウエスカは昇格した念願の1部で9試合を終えたが、6分3敗と未だに勝利がなく、リーグ最下位に沈んでいる。

 そんななかで、勝利に必要な人材として名前が挙がっているのが岡崎慎司だ。ビルバオ記者は、「彼はウエスカがゴールを挙げるための大きな希望」として待望論を綴っている。

「チームは彼の欠場を嘆き、そして注目している。彼は昨シーズン、2部リーグで得点を導くために効率よく貢献していた。野心と熱意を大切にし、ウエスカに欠かせない攻撃的な駒となっていた。おそらく、クラブが1部で次のステップを踏むために必要だ」
 
「彼はまだ、ラ・リーガでの"ゴールデビュー"に至っていない。プレミアリーグ、ブンデスリーガで結果を残したFWは、ウエスカに得点力を提供するために現われたサムライだ。ブンデスではマインツとシュツットガルトで128試合に出場し、42ゴールを記録。レスターでは114試合に出場し、19ゴールを残している。サムライは、再び現れることで、ゴールを演出することになるだろう」

 ビルバオ記者はさらに、「ハイスコアのFWであることを抜きにしても、彼はキープレーヤーである」と岡崎の能力の高さを称賛している。

「彼のオフェンスのクオリティー、経験、そしてフィニッシュの決定力の高さは、それぞれのチームで、多くの試合で観客を楽しませることを可能にしてきた。今は左ハムストリングを痛めているが、スペインの1部リーグでも、それを証明したいと考えているに違いない」

 スペインでは代表ウィークでリーグ戦は中断し、20日に第10節オサスナ戦を控えている。ミチェル監督は、もし岡崎がフル出場に耐えるような状態であれば、起用したいと考えているようだ。そして、「ファンもそれを期待し、願っている」(『sport aragon』)という。

 皆が待ちかねる34歳ベテランストライカーの復帰は、果たしていつになるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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