Jリーガーの相次ぐ不祥事に選手会も謝罪コメント。会長・高橋秀人は選手各位に協力を呼び掛ける

2020年10月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「JPFAでは、会員選手に対しての一斉連絡を行いました」

右肘関節後方脱臼で全治8週間。現在負傷離脱中の高橋秀人。(C)SOCCER DIGEST

 日本プロサッカー選手会(JPFA)は、度重なるJリーグの不祥事を受けて、ファンへの謝罪と全選手に対して一斉に選手としての在り方の再考を呼びかけた。

 日本国内のサッカークラブに所属するプロサッカー選手(一部の外国人選手や海外で活動する日本人選手を含む)が会員となっているJPFAは10月27日、公式ツイッターで以下のようにコメントを発表。さらに会長の高橋秀人(サガン鳥栖)が選手各位にむけて発信した声明文も添えられた。

「この度は、選手による不祥事にて多大なるご迷惑とご心配をおかけしました事を深くお詫び申し上げます。JPFAでは、会員選手に対しての一斉連絡を行いました。ファン、サポーター、ホームタウンの皆様、Jリーグを支えて下さる全ての皆様のお気持ちに応えられるよう選手一丸となって進んで行く所存です」

 理事を務める選手たちはこの投稿をリツイートして拡散。会長・高橋秀人(サガン鳥栖)は「選手一人一人がプロサッカー選手として輝き、次世代の子供達が大きな夢を持って輝けるサッカー界を築けるよう、ご協力をよろしくお願いします」と呼びかけた。
 
 そのほか、清武弘嗣(セレッソ大阪)は「頑張っていきましょう」、菅和範(栃木SC)は「改めて身を引き締め、一選手として、一人間として、支えてくださる皆様の為にプレーしていきたいと思います」など各々のコメントを添えている。

 Jリーグでは今月に入って選手による不祥事が続いている。J2のアルビレックス新潟では酒気帯び運転で書類送検されていたFWファビオと同乗していたペドロ・マンジーが19日に契約解除。J1のベガルタ仙台ではMF道渕諒平が女性への暴行容疑で逮捕・勾留され、こちらも20日に契約解除。さらにJ1のガンバ大阪ではFWアデミウソンが道路交通法違反、報告義務違反の疑いで任意捜査を受けている。

 26日にはJリーグの村井満チェアマンも謝罪コメントを発表する事態となったなか、選手会でも自浄作用を高めるべく理事を中心に呼びかけを行なっている。
 

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