【天皇杯】明日、全国7ブロックの代表が決定する3回戦の見どころは? 前回8強のHonda FCは元日本代表DFを擁する難敵と激突!

2020年10月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

四国ブロックは11月11日に決定

昨年度も札幌や浦和などJ1勢を倒しベスト8に進出していたHonda FC。1991年以来28年ぶりのベスト4進出を果たせるか。(C)JFA/PR

 第100回の節目の大会となる天皇杯は10月28日、11月11日に3回戦を開催する。

 新型コロナウイルスの影響で大幅にレギュレーションを変更した同大会は、従来の88チームからは縮小し52チーム、全8回戦の一発勝負のノックアウト方式で行なわれる。

 対戦カードも「北海道・東北」「関東」「北信越」「東海」「関西」「中国」「四国」「九州」の8つのブロックに分けて近隣チーム同士での対戦から始まる。

 明日より開催される3回戦ではこのブロック代表が決定。その後に再度組み合わせ抽選が行なわれる予定だ。

 3回戦屈指の好カードは、東海ブロックのHonda FC対FCマルヤス岡崎のJFL勢同士の対戦だ。Honda FCはJFLで4連覇中。井幡博康監督の今季限りでの退任も発表されており、昨年度の8強を超える躍進を期している。対する岡崎は、JFLで15位と結果は振るわないものの、元日本代表の茂庭照幸らJリーグ経験者も多数抱えるだけに一発勝負では侮れない。
 
 JFLで現在首位につけているヴェルスパ大分は鹿屋体育大学と九州ブロックの覇権を争う。前回大会の2回戦でJ1の名古屋グランパスを破る快進撃を披露した後者は、当時を知るメンバーも残っており、大分相手の下克上に燃えている。

 JFL対大学という構図は北海道・東北、関東でも見られる。前者ではJFL3位につけるソニー仙台FCを3-2で破って駒を進めてきた岩手代表の富士大学と青森代表のラインメール青森が対戦。後者では、茨城代表の筑波大学と東京都代表の東京武蔵野FCが対戦する。

 関西ブロックでは関西1部リーグでしのぎを削るアルテリーヴォ和歌山とFC TIAMO枚方が激突。9月の対戦では5-0でTIAMO枚方が勝利している。リベンジに燃える和歌山はどんな戦いを仕掛けるか。

 そのほか、北信越では新潟医療福祉大が福井ユナイテッドFCと、中国では広島代表の福山シティFCが岡山代表の三菱水島FCと相まみえる。

 四国ブロックは11月11日に3回戦が行われ、高知ユナイテッドSCとFC徳島が最後の椅子を掛けて戦う。
 

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