鳥栖、怒涛の15連戦は2-2ドロー締めも…金監督は不甲斐なさに憤怒「よく勝点1を拾えたなと思うばかり」

2020年10月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「すべてにおいて相手に負けて…」

鳥栖を率いる金監督。チームは2-2の引き分けに持ち込むも、試合内容には納得がいかなかったようだ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[J1リーグ24節]鳥栖2-2湘南/10月25日(土)/駅前ス

 怒涛の15連戦を終えたサガン鳥栖の指揮官は、チームの戦いぶりを辛口の評価でバッサリと斬った。

 ホームに湘南ベルマーレを迎えた鳥栖は、20分に茨田にヘディングシュートで先制を許す苦しい立ち上がり。34分にチョ・ドンゴンの同点ヘッドで追いついたものの、前半アディショナルタイムに指宿洋史に勝ち越しゴールを許してしまう。後半に入り、75分に小屋松知哉のスルーパスに抜け出した林大地が右足でネットを揺らし同点に。シーソーゲームは2-2の引き分けに終わった。

 試合を終えて鳥栖の金明輝監督は、「ホームでやって、球際やセカンドボールの反応とすべてにおいて相手に負けて、よく勝点1を拾えたなと、そんな印象です」と淡々と90分を振り返った。

 指揮官が語ったように、鳥栖は試合を通じて湘南の鋭い出足に、後手に回る場面が多かった。そんな試合内容に金監督も我慢がならなかったのか、さらに「(チームに)何が必要? ベースの部分が全部足りない。相手に全部セカンドを拾われたら、当然こんな結果になる。選手たちはどう思っているか知らないが、今日に関しては僕たちがやろうとしているゲームでは全くないし、よく勝点1を拾えたなと思うばかり」とまくしたてた。

 しかし鳥栖はここまで、新型コロナウイルスのクラスター(集団感染)による延期の影響もあり、15連戦という過密日程をこなして3勝5分け7敗と苦戦を強いられた。この日も疲労を見せながら、なんとか2-2の引き分けに持ち込んだチームだが、指揮官は「回復させながら、もっと質の高いゲームを見せられるようにしていきたい」と次節からの巻き返しを誓っていた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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