現地時間10月11日、スペイン・サッカー連盟は、ビジャレアルのFWジェラール・モレーノとリーズのDFディエゴ・ジョレンテが、故障で離脱したと発表した。ともに筋肉系に怪我だという。

　18日に宿敵バレンシアとのダービーを戦うビジャレアルにとって、エースの離脱は小さくない痛手だ。ジェラールはここまで３ゴール・１アシストと、チームの総得点（６点）の３分の２に関与。スペイン紙『AS』も、「ビジャレアルの最も外せないプレーヤーであるため、彼の不在はダービーを控えるチームにとって問題となるだろう」と伝えている。

　注目されるのは、その代役だ。ウナイ・エメリ監督は、古巣とのゲームに前節のアトレティコ・マドリー戦と同じ４-３-３を採用する可能性が高い。このシステムでジェラールが入るのは右ウイングで、久保建英かサミュエル・チュクウェゼが起用されることになるだろう。

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　ふたりはこのインターナショナルウィークで、それぞれ日本とナイジェリアの代表チームに招集されている。日程もまったく同じで、森保ジャパンはオランダで９日にカメルーン（０－０）、13日にコートジボワールと対戦。ナイジェリアはオーストリアで９日にアルジェリア（０－１）、13日にチュニジアと相まみえる。

　ちなみに、久保がカメルーン戦で65分からピッチに立ったのに対し、チュクウェゼはアルジェリア戦でスタメン出場し、75分にベンチに下がっている。13日のプレータイムが中４日で迎えるバレンシア州ダービーに影響するか。

　ビジャレアルは、22日にもヨーロッパリーグ（EL）第１節のシワススポル戦が控えている。ジェラールの状態にもよるが、ダービーかELのどちらかで久保が先発メンバーに連ねる可能性は十分にある。ここまでリーガ５試合は、いずれも試合終盤の起用となっているだけに、今後のアピールに繋がる活躍に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部