「簡単に諦めることはない」遠藤保仁、磐田加入会見でJ1復帰へ意欲。地域の印象は「大阪より田舎だよと聞きました(笑)」

2020年10月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「まだまだプレーで違いを生み出せる自信もある」

遠藤が磐田での初練習後、加入記者会見に臨んだ。※オンライン会見のスクリーンショット

 J2・ジュビロ磐田は10月6日、ガンバ大阪から期限付き移籍したMF遠藤保仁の加入記者会見を実施した。

 会見の冒頭、遠藤は、「自分の今持てる全ての力をジュビロ磐田のために発揮できたらなと思いますし、たくさんの喜びをチーム関係者の皆さんとサポーターの皆さんと感じながら、より良いチームにする手助けができればと思っております。よろしくお願いします」と挨拶。移籍を決断した理由については以下のように明かした。

「僕自身も新しいチャレンジをしたいという思いもありましたし、このチャンスを逃したくないなと思いました。自分自身もまだまだプレーで違いを生み出せる自信もあるので、良いモチベーションと良いコンディションさえ保てればまだまだできるという中で、こういうタイミング、コロナの特別なタイミングですけど、期待に応えられるようにしていきたいという思いです」

 G大阪には元磐田のDF新里亮、磐田には元G大阪のMF今野泰幸と大森晃太郎が在籍している。ジュビロの印象について問われると、誰からの情報かは明言を避けたものの、「大阪より田舎だよと聞きました(笑)」とコメントし、記者の笑いを誘った。
 
 会見前には、初めてチーム練習に参加。「楽しくできましたけど、疲れました(笑)」と合流初日の感想を語った。

 また、J2クラブでの新たなチャンレンジとなるが、現在磐田はリーグ13位と、J1昇格への道のりは決して簡単なものではない。それでも諦めず、チームのために全力を尽くすことを誓った。

「J1復帰のために全力を尽くすので、簡単に諦めることはないと思いますし、可能性がある限りはそこを求めてやるのが当然だと思っているので、厳しいか厳しくないかは、見る人によって変わってくるとは思いますけど、僕自身は全く諦めていないですし、今日初めて合流したばかりですけど、そういう強い気持ちを持ってこれから取り組んでいきたいと思います」

 ファン・サポーターに向けては、「サッカー大国静岡でプレーできる喜びがあります。自分自身は常に良いパフォーマンスを出せるように練習から、トレーニングを積み上げていきたいなと思うので、スタジアムにたくさん足を運んでいただけたら嬉しいなと思いますし、勝つ試合をより多くお見せできればと思うので、期待して待っていてください」と呼びかけている。

 残り18試合で磐田を昇格争いへと導けるか。日本屈指の司令塔の新たな挑戦に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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