名古屋が金崎弾でアウェーでの連敗を3でストップ!浦和はホームでまさかの無得点4連敗…

2020年10月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

終盤には浦和のトーマス・デンが一発退場に

マテウスからのクロスをヘディングで押し込んだ金崎夢生。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグは10月4日、第20節の3試合が各地で開催された。埼玉スタジアム2002で行なわれた浦和レッズと名古屋グランパスの一戦は、1-0でアウェーの後者が勝利を収めた。

 8月8日に行なわれた前回対戦は6-2で名古屋が大勝。前半だけで5得点、前田直輝ひとりで4得点を挙げる活躍だった。

 試合は、前半からオープンな展開となる。

 雪辱に燃えるホームの浦和は、開始4分に縦パスを収め、上手く反転した前田に強烈なシュートを放たれるものの、ゴール右に外れ事なきを得ると、気持ちを前面に反撃を仕掛ける。

 10分には右サイドを突破したマルティノスからのクロスをペナルティエリア内で興梠が反応するが、GKランゲラックの好セーブに阻まれる。さらに42分、クリアボールをセンターサークル付近で興梠がDFを背負いながらキープし、右サイドにロングパスを送る。これを受けたマルティノスがペナルティエリア内に侵入するが、DFに防がれる。あわやPK判定かという場面で浦和の選手たちも抗議するが、ノーファウルに。
 
 一方の名古屋は、米本を中心に浦和の攻撃の芽を摘むと、後半に入ってマテウスが個人技で魅せる。

 マテウスは相手と競り合いながら左サイドを突破し、人数が揃う相手守備陣を翻弄すると、ペナルティエリア内から浮き球のパスを選択。ファーサイドに走り込んだ金崎がヘディングで押し込み先制に成功する。
 
 ホームで負けられない浦和は、59分に柏木陽介とレオナルドを、64分に伊藤涼太郎と攻撃的なカードを切って連敗回避を目指す。しかし待ち受ける名古屋の守備ブロックを崩すことができず、前掛かりになったところを名古屋のガブリエル・シャビエルにカウンターで持ち上がられ、決定機を阻止したトーマス・デンが85分に一発退場。このピンチを凌ぎ最後まで攻め込むものの、無得点のまま試合終了の長いホイッスルが鳴り響いた。

 この結果、浦和はホームで4戦を全て無得点で連敗に。勝点30は変わらず、順位を10位に落とした。名古屋はアウェーでの連敗を3でストップし、勝点を36に積み上げ、4位に浮上した。

 10月10日に行なわれる次節、浦和は敵地でサガン鳥栖と対戦。名古屋はホームでセレッソ大阪と激突する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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