ミスターレイソル大谷秀和の一発で柏が敵地でリーグ戦3試合ぶりの勝利!札幌は1点が遠くホームで手痛い連敗

2020年09月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

札幌の特別指定選手・小柏剛はリーグ戦2試合目の出場に

今季初ゴールを決めた大谷。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグは9月23日、第18節の9試合を各地で開催した。札幌ドームで行なわれた北海道コンサドーレ札幌と柏レイソルの一戦は、1-0でアウェーの後者が勝利を収めた。

 2月のリーグ開幕戦で対戦した両チーム。当時は4-2で柏が白星を飾っている。全32節の折り返しとなった18節で再び相まみえた。

 札幌は3-4-2-1を採用し、リーグ戦2度目となる大卒ルーキー3選手(田中駿汰、高嶺朋樹、金子拓郎)が揃って先発を果たした。

 一方の柏は、札幌に合わせるように同様のフォーメーションを採用。負傷欠場となっていた大南拓磨が8月8日の横浜戦以来の復帰となり、山下達也、古賀太陽と3バックを形成しミラーゲームを挑んだ。

 試合は、開始早々に柏のオルンガがビッグチャンスを迎える。江坂任からのパスを左サイドで戸嶋祥郎が受け中央に折り返すとフリーで走り込んだオルンガが合わせるが、上手くミートできず。

 飲水タイムを挟んだ28分、今度は右の北爪健吾からのグラウンダーのクロスに再びオルンガがゴール前で合わせるものの、枠を捉えられない。さらにオルンガは前半のアディショナルタイムにも強烈なシュートを放つがGKのセーブに遭い、柏は前半迎えたチャンスをモノにできず折り返した。
 
 しかし柏は、52分に敵陣左でFKを得ると、キッカーの三原雅俊が右足でクロスを供給する。ペナルティエリア手前でフリーになっていた大谷秀和がヘディングするがこれが高めに浮かせてしまう。しかしボールはGKの手も届かないゴール右隅に吸い込まれ、1-0とアウェーの柏が先制に成功する。

 ホームの札幌もアンデルソン・ロペス、ドウグラス・オリヴェイラ、福森晃斗、さらに明治大在学中で特別指定選手の小柏剛を投入し攻勢に出る。小柏は8月15日の川崎戦以来2度目のリーグ戦出場となった。

 メンバー交代で勢いを増した札幌は、攻め込むものの得点が奪えない。カウンターから柏のオルンガ、高橋峻希に決定機を迎えられるがGK菅野孝憲がファインセーブを連発しこれを凌ぐ。

 しかし札幌は1点が遠くスコアを動かすことはできず。柏が1-0のまま試合を終わらせ、勝点3を掴んだ。

 この結果、ホームで連敗となった札幌は勝点17は変わらず。一方の柏はリーグ戦3試合ぶりの勝利となり、同30に伸ばした。

 次節札幌は、中2日でヴィッセル神戸と敵地で対戦。柏は中3日でホームで横浜F・マリノスと激突する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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