「断罪されるべき」川崎がSNSでの“なりすまし誹謗中傷”に弁護士対応。サポーターへ情報提供を呼びかけ

2020年09月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「クラブの信用失墜にもつながる」

川崎がサポーターになりすました誹謗中傷に対し声明文を発表した。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 川崎フロンターレは9月21日、同クラブのサポーターになりすまして他クラブ選手に誹謗中傷を行なう投稿があるとして、顧問弁護士とともに具体的な対応すると発表した。
 
 川崎はクラブ公式サイト内で、「SNSにおける差別・偏見・誹謗中傷にあたる投稿について」と題して声明文を掲載。「今般、弊クラブの実在のサポーターになりすまし、他クラブや他クラブ所属の選手に対し、差別的な表現や偏見・誹謗中傷を伴う看過できない投稿が、SNS上に散見されています」と報告した。
 
 また、この問題はJリーグが禁止する要項に触れるとし、「差別・偏見・誹謗中傷となりうる表現や投稿については、Jリーグ統一禁止事項、並びに社会通念に照らし合わせても、他者になりすまし、実在のユーザーが発言したかのように見せかけ投稿する行為そのものとあわせ、弁解の余地はなく、断罪されるべきであると考えます」と強く注意喚起を行なった。
 
 さらに、「該当の投稿を見た他クラブの選手やサポーターの皆様の心の傷は、我々の想像を超えるもの」と誹謗中傷を受けた側に理解を示しつつ、「私たち自身も被害者の立場として、様々な皆様との関係に悪影響を及ぼし、弊クラブの信用失墜にもつながる」とコメント。現在は被害拡大防止を図るため、顧問弁護士との調整を行なっていることを明かしている。
 
 ファン・サポーターに向けては、投稿を削除されてしまうこともあるとして、このような書き込みを見つけた場合はスクリーンショット機能を利用して保存し、クラブへ情報提供するように呼び掛けている。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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