「家族のもとに戻る決断をした」神戸がトルステン・フィンク監督の電撃退任を発表!後任は…

2020年09月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

「素晴らしい時間を過ごせました」

神戸が、21日付でフィンク監督が退任したことを発表した。写真:徳原隆元

 ヴィッセル神戸は9月22日、トルステン・フィンク監督が21日付で退任したことを発表。また、セバスチャン・ヘッドコーチ及びモラス・アシスタントコーチ、ニコラ・フィジカルコーチも契約解除となった。
 
 フィンク氏は守備的MFとしてバイエルンなどで活躍。引退後はザルツブルク(オーストリア)やハンブルク(ドイツ)などで監督を務めた。昨シーズン途中から神戸の指揮を執り、1年目は天皇杯を全勝で勝ち上がり、クラブに史上初のタイトルをもたらした。しかし、今シーズンはリーグ戦では4勝8分7敗の12位と、思ったように結果が出ない状況が続いていた。
 
 フィンク前監督はクラブ公式サイトでコメントを発表。退任の理由を明かし、今後の神戸の飛躍を願った。
 
「神戸で素晴らしい時間を過ごせました。二つのタイトルという成功を収めることもできました。これは歴史に残ることですし、我々を永遠に結びつけるものです。この街、このチーム、そしてこのサポーターに別れを告げるのは簡単ではないですし、非常に寂しく思います。

 我々は一つになって大きな目標を達成することもできましたが、私は家族の下に戻るという決断をしました。まだリーグ戦でも良い結果を残せると思いますし、アジアチャンピオンズリーグという大きな大会もまだあるので、今後の幸運を祈ります。遠くからも見守るつもりですし、応援しています。このクラブの監督であったことを誇りに思います」
 
 過密日程による連戦が続くなかで、指揮官を失った神戸。元日本代表監督のハビエル・アギーレ氏が、複数のJリーグクラブからオファーを受けているとの報道もあるが、果たして次にタレント軍団を指揮するのは誰なのか。注目が集まる。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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