日本人3人が先発のブンデス開幕節、フランクフルト対ビーレフェルトはドロー。唯一フル出場したのは…

2020年09月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

長谷部誠、鎌田大地、堂安律が先発した日本人対決

ブンデスリーガ”最年長”として新シーズンのスタートを切った長谷部。 (C)Getty Image

 現地時間9月19日、ブンデスリーガが開幕。長谷部誠、鎌田大地が所属するフランクフルトは久々に観客を迎えたホームスタジアムに、堂安律が所属する"昇格組"ビーレフェルトを迎えた。

 両チームに所属する日本人プレイヤーは全員先発したこの試合で、長谷部は3バック中央、鎌田はトップ下、堂安も2列目右のポジションに陣取った。

 前半開始早々から攻守が目まぐるしく入れ替わる展開となるが、20分を過ぎて主導権を握り始めたのはフランクフルトだった。21分、22分と左サイドのコスティッチからチャンスを創出し、シュートまで持ち込む。しかしいずれも精度を欠いた。

 一方のビーレフェルトはカウンターで少ないチャンスを狙う。堂安は度々ボールを預けられて前線に切り込み、長谷部と激しく競り合う場面もみせ、存在感を示す。だが、なかなか決定的な場面には結びつかない。

 お互いに攻めあぐねて前半をスコアレスで折り返した後半開始早々、CKから生まれたヒンターエッガーのヘッドはポストにはじき返されて得点にならない。50分には堂安がミドルシュートで反撃するが、これも枠外に逸れた。

 均衡が破られたのは51分、先制はビーレフェルトが奪う。パス交換から抜け出したソウコが倒れ込みながら放ったシュートが決まり、1点を挙げる。

 しかし62分、左サイドから切り込んだコスティッチのクロスをドストがそらし、最後はアンドレ・シウバが押し込んで1-1とした。 
 
 同点となった状況で堂安は73分にピッチを去る。攻勢に転じたフランクフルトは72分、鎌田がようやくファーストシュートを放つも、これも枠外に。78分には鎌田も絡んでゴール前で絶好機を迎えるも、ネットを揺らすことができずに首相のアブラアムが頭を抱える場面も見られた。

 88分に鎌田がチャンドラーと交代し、ピッチ上の日本人プレーヤーは長谷部のみに。90分にはセットプレーからフランクフルトのヒンターエッガーが飛び込んだチャンスも、ネットを揺らすことはできなかった。

 試合はこのままドローで終了。今シーズン、36歳と同リーグ最年長選手としてスタートを切った長谷部がフル出場を果たした。

 次節はフランクフルトはヘルタ・ベルリン、ビーレフェルトはケルンと対戦する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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