[J1リーグ16節]鳥栖２-１柏／９月13日（日）／駅前不動産スタジアム
 
　リーグに復帰したばかりの鳥栖が、強力アタッカーを擁する柏から２－１で逃げ切り、ホームで貴重な勝点３を手にした。
 
　前半は柏のハイプレスに苦戦し、得点ランクトップのオルンガに25分にネットを揺らされ先手を取られる。しかし、徐々にボールを保持し始めると、終了間際の45分に林大地が自身で奪ったPKをしっかり決めて同点に追いつく。
 
　勢いに乗る鳥栖は、さらに後半開始直後の48分にも、内田裕斗からの横パスをペナルティエリア左で受けた原川力が、見事なコントロールショットをゴール右に決めて勝ち越し。終盤には相手の猛攻を受けるも、粘り強く守り切った鳥栖が勝利を飾った。
 
　決勝ゴールを挙げた原川は試合後のフラッシュインタビューに応じ、得点シーンを振り返った。
 
「なんとなく空いてるかなという感じで蹴りました。ウッチー（内田裕斗）もあそこを良く見てくれているので、もうちょっと得点のところで貢献できるように、これからもやっていけたらいいかなと思います」
 

　得点だけではなく、中盤での献身的な守備でもチームを支えていた原川。その点については、「チーム全体として最低限やるっていうのはチームで決めているので、そこを自分の特徴にできるように、もっともっと改善していきたい」と向上心を示した。
 
　これでリーグ復帰後３戦負けなし。「全員でやることは統一できている」とチームの一体感には手応えを感じている様子だ。
 
　次節は中２日で北海道コンサドーレ札幌とホームで対戦する。
 
「ハードですけど、全員が良い準備をできていますし、誰が出ても勝てるチームになってきていると思うので、最高の準備をして挑みたいと思います」
 
　ここまで３試合未消化の鳥栖。その分、他クラブよりもハードな日程が続くが、この勢いを継続し、ひとつでも高い順位へ上り詰めたい。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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