J１リーグは９月13日に、各地で第16節の７試合を開催。駅前不動産スタジアムでは、サガン鳥栖対柏レイソルの一戦が行なわれ、鳥栖が２－１の勝利を収めた。
 
　試合は立ち上がりからお互いに高い位置からプレッシャーをかけてボールを奪い、好機を創出。目まぐるしく攻守が入れ替わる白熱した展開に。
 
　柏は13分に、ディフェンスラインの不用意なパスをカットしたオルンガが、ペナルティエリア手前からすぐさまシュートを放つも、守田達弥のセーブに遭う。
 
　試合が動いたのは25分。右サイドから三原雅俊が鋭いクロスを送ると、これをニアに飛び込んだ江坂任が頭で反らす。最後はファーサイドに流れたボールをオルンガが押し込む。オルンガの今季16得点目で柏が先制する。
 
　一方で鳥栖もボールを握る時間さえ作れているものの、前線での収まりが悪く、なかなかフィニッシュで終われない。しかし前半終了間際の45分に、林大地が自身の果敢な仕掛けで獲得したPKを冷静にゴール右に沈め、貴重な同点弾を挙げる。
 

　後半に入ると、柏が46分に江坂、その直後にもオルンガが強烈なシュートを放つなど攻勢を強める。
 
　しかし鳥栖が48分に、内田からの横パスをペナルティエリア左で受けた原川力が、テクニカルなコントロールショットを放ちゴール右に沈める。原川の今季２点目で逆転する。
 
　その後もリーグ２位の得点力を持つ柏に対して、粘り強い守備でしっかりと対応。最後まで１点のリードを守り抜いた鳥栖が、難敵相手に貴重な勝点３を獲得した。
 
　次戦はともにホームで、鳥栖が16日に北海道コンサドーレ札幌と12節、柏は19日にサンフレッチェ広島と17節を戦う。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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