D・ヴィエイラ、浅野の得点で広島が5試合ぶりの勝利!札幌はリーグ戦7試合未勝利に…

2020年09月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

札幌の決定機は青山敏弘のスーパーセーブで阻止される

1点を阻止した青山(左)と1ゴールのD・ヴィエイラ(右)。写真:徳原隆元

 J1リーグは9月5日、第14節の9試合を各地で開催する。唯一のデーゲームとなった札幌厚別公園競技場での北海道コンサドーレ札幌対サンフレッチェ広島の一戦は、2-0でアウェーの後者が勝利を収めた。

 リーグ戦6試合未勝利の12位・札幌だが、その期間もスコアレスドローだった名古屋戦を除き全ての試合で得点を挙げるなど攻撃面では一定の成果を残している。この日はチャナティップがメンバーを外れ、8試合ぶりにFWジェイを先発起用した。

 対する11位の広島もリーグ戦ここ4試合未勝利。前節からはメンバーをひとり入れ替え、ボランチに青山敏弘が入った。

 試合は、アウェーの広島が7分にネットを揺らす。FKからのクロスボールをドウグラス・ヴィエイラが頭で反らし、反応したレアンドロ・ペレイラがシュートを叩き込んだ。しかし、これはオフサイドの判定でノーゴール。さらに17分には浮き球のパスに反応したD・ヴィエイラがペナルティエリア内右でDFキム・ミンテに倒されPKを獲得。キッカーのハイネルがゴール左を狙うものの、ポスト直撃で得点できない。
 
 2度の決定的な場面を作られたホーム札幌だったが、ボールポゼッションで大きく上回り、セカンドボールをことごとく回収するなど、主導権を握る。ダイレクトのパスも繋がり、ゴール前に迫るシーンも増えるが、8分のジェイのシュートはGKに防がれ、9分のルーカス・フェルナンデスの強烈なシュートは枠の上に外れる。

 その後も攻め続ける札幌は、27分に左のCKを獲得。クロスボールはDFにクリアされるが、L・フェルナンデスが回収し、ペナルティエリア右から強烈な低弾道のシュートを放つ。しかしこれは戻りながら後ろ足で防ぐ青山のスーパープレーに遭い得点を奪えない。

 すると、0-0で迎えた50分にアウェーの広島に先制を許してしまう。左サイドからのクロスボールに中央で菅大輝がD・ヴィエイラと競るものの、頭ひとつ抜け出した相手FWにヘディングでのシュートされると、これがゴール左に収まり0-1と広島にリードを許す。

 すると直後の57分にペトロヴィッチ監督が動く。深井一希、金子拓郎、進藤亮佑、高嶺朋樹と一度に4枚のカードを投入し変化をつける。しかし、広島の守備陣を崩すことはできない。

 結局、90分にも浅野雄也のゴールで2点目を追加した広島が2-0で勝利を収めた。

 この結果、敗れた札幌は勝点14のまま、リーグ戦7試合未勝利となった。一方の広島は勝点を18に伸ばし、5試合ぶりの勝利となった。

 平日開催となる次節は、9月9日に札幌はセレッソ大阪の敵地に乗り込み、広島はホームで清水エスパルスを迎え撃つ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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