「最前線でみることはない」新シーズンの大迫勇也は中盤で起用へ。ブレーメン監督が明かす

2020年09月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「10番か8番の役割を任せている」

ザンクト・パウリとのテストマッチにフル出場した大迫。(C)Getty Images

 ブレーメンに所属する日本代表FW大迫勇也について、フロリアン・コーフェルト監督が新シーズンの起用法について語った。

 2019-20シーズンを16位で終えたブレーメンは、2部3位のハイデンハイムとの昇降格プレーオフをアウェーゴール差で何とか下し、40年ぶりの降格を回避。新シーズンに向けて準備を進めている。

 そんななか、現地時間8月31日付けの『BILD』紙によると、コーフェルト監督は大迫の役割についてコメント。「彼の起用法については昨シーズンとは異なるだろう。ユウヤは今、どちらかというと10番か8番の仕事をこなしている。彼を最前線でみることはないだろう」と語り、当面はトップ下など中盤での起用になるという見解を示したという。

 大迫は昨シーズン、ワントップで起用される試合が少なくなかった。しかし、今シーズンはニクラス・フュルクルクなど負傷離脱組が復帰しており、競争は激しい。

 現地時間29日に行われたオランダ1部のフローニンヘン、ドイツ2部ザンクトパウリとのダブルヘッダーでは、後者との試合で、4-4-2の2列目でフル出場し、1-0の勝利に貢献している。

 フランク・バウマンSDもこの方針に賛成し、「ユウヤは昨シーズンの終わりに、(残留のための戦いで)自らの重要性を改めて示してくれたと思う。すべてを捧げて戦ってくれた。彼のプレーを見て、今のうちにいろいろなことを試すのは良いことだ」とコメントしたという。

 ブンデスリーガは9月18日に開幕し、ブレーメンは開幕節でヘルタ・ベルリンと対戦する。大迫がどのポジションで起用されるかに注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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