【ACL第1節】鹿島 1-3 WSW|ポゼッションで上回るも速攻とセットプレーに屈す

2015年02月25日 五十嵐創(サッカーダイジェスト)

WSWの田中は「ラッキーな部分もあった」。

【鹿島 1-3 ウェスタン・シドニー・ワンダラーズ】鹿島のフォーメーション。得点者/鹿=土居(68分) ウ=オウンゴール(54分)、髙萩(86分)、ブリッジ(90+3分)

 ACL・グループHの初戦が行なわれ、鹿島が前回王者のウェスタン・シドニー・ワンダラーズ(以下WSW)に1-2で敗れた。ポゼッションで上回った鹿島が試合を優勢に進めたものの、守備を固めつつ、カウンターとセットプレーに活路を見出したWSWに屈した。
 
 スコアレスで前半を折り返し、迎えた54分。鹿島はロングスローからペナルティー・エリア内でシュートを許し、昌子のクリアも及ばずオウンゴールで先制点を献上。
 
 一時は土居のボレーで追いついたものの、86分には混戦から髙萩に押し込まれて(オフサイド気味だったが)勝ち越され、終了間際にはブリッジに鮮やかなミドルで決定的な3点目を決められた。
 
「ラッキーな部分もあった」とWSWの田中が語るように、試合内容から考えれば妥当なスコアではなかったが、要所で決め切る前回王者の勝負強さを見せつけられた。
 
 1-3の敗戦と厳しいスタートに、西は「球際の厳しさが足りないし、もっと自分たちで試合をコントロールしないといけない。まだ甘さがある」と反省の弁を述べ、「グループリーグなので挽回できる。次は勝ちにこだわって戦う」と次節・FCソウル戦での必勝を誓った。
 
取材・文:五十嵐創(サッカーダイジェスト編集部)
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