3年ぶりのラブコール!? 3部降格デポルティボの柴崎岳の獲得にラス・パルマスが動く「予算削減のために…」

2020年08月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

デポルティボは流出を避けられない?

デポルティボでレギュラーとして活躍していた柴崎は、今夏に新天地を目指すことになりそうだ。 (C)Mutsu FOTOGRAFIA

 スペインの古豪に所属するサムライ戦士の去就が注目を集めている。デポルティボの柴崎岳だ。

 周知の通り、デポルティボは2019-20シーズンに、2部B(実質3部。以下3部と表記)降格が決定。最終節を前に勝点48で19位につけていたが、対戦相手のフエンラブラダの選手6名に新型コロナウイルス感染が確認されたため、開始約2時間前に延期(最終的に中止)が決まり、その他の試合結果により、1試合未消化のまま、40年ぶりの屈辱を味わったのである。

 降格となれば、予算の縮小は避けられない。今夏の移籍市場で多くの主力選手の放出を余儀なくされると囁かれている。

 一時はベンチを温める時期もあったものの、レギュラーを奪回した柴崎も例外ではない。スペイン紙『Marca』によれば、契約が解除され、フリートランスファーつまり無所属になる可能性もあるという。
 

 だが、柴崎を獲得に動こうとしているクラブもあるようだ。スペイン・メディア『Canarias7』は、ラス・パルマスが、デポルティボで10番をつけていたスペイン人MFアヘル・アケチェとともに引き抜きを画策していると伝えた。

 記事では、ペペ・メル監督らラス・パルマスの首脳陣は、今夏にゲームメーカーの獲得で意見が合致しており、柴崎とアケチェに白羽の矢が立ったという。同メディアはその動きを次のように綴っている。

「デポルティボは3部に降格し、選手の流出は避けられない状況にある。柴崎は2023年まで契約が残っているが、デポルティボは予算を削減のために、放出を歓迎すると思われる。アケチェは今夏で契約満了を迎え、引く手あまたの状況だ。いずれにせよ、ラス・パルマスが狙う選手のタイプはハッキリとしている。組織的かつ経験豊富な中盤だ」

 ラス・パルマスといえば、柴崎が2017年にテネリフェに移籍する直前にも獲得に興味を示していたとされるクラブだ。もしも交渉がうまくいけば、3年ぶりのラブコールが実ることになる。引き続き日本代表MFの動向から目が離せない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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