「イニエスタの神戸から誘惑も…」“ゼロ円”で動ける元スペイン代表コンビに新生ベティスが触手!

2020年07月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

ペジェグリーニ招聘で大物獲得に動く

スペインが誇る名手、ペドロ(左)とシルバ(右)の去就が注目を集めている。 (C) Getty Images

 今シーズンの終了をもって、二人のスペイン人選手が長らく在籍したクラブを離れることになった。マンチェスター・シティのダビド・シルバとチェルシーのペドロ・ロドリゲスだ。

 ともに今シーズン限りでの契約満了に伴う退団を決めたスペイン・サッカー界の名手は、30歳を超えても衰えは感じさせず、引き取り手は引く手あまただ。一部メディアでは、18年の夏にアンドレス・イニエスタを引き抜いたヴィッセル神戸からの関心も報じられている。

 そうしたなかで、元スペイン代表コンビに熱烈な関心を示しているとされるのが、ラ・リーガのベティスだ。今月にチリ人の智将マヌエル・ペジェグリーニを招聘した古豪は、欧州カップ戦の出場を目標に掲げており、戦力の拡充を図っている。

 とはいえ、メガクラブと肩を並べるほどの"軍資金"は決してない。そのため、フリートランスファーで手中に収められるシルバとペドロは、金銭的リスクを最小限に収められる有力候補なのだ。

 アンダルシアの地元紙『Estadio Deportivo』は、「ゼロコストの選手獲得に動くのは当然である」と地元クラブの市場における動きを考察した。

「すでにペジェグリーニの招聘など重要な投資をしているベティスは、2019-20シーズンのチームにひねりを加える意味でも選手獲得が必要になる。そのなかで、プレミアリーグの長い旅を終えたペドロ・ロドリゲスとダビド・シルバは注目に値する。共にイニエスタのいるヴィッセル神戸とMLSのインテル・マイアミから誘惑をされているが、二人とも新監督のお気に入りで、年齢を加味しても獲得の余地がある」

 レアル・マドリーに所属する久保建英のレンタル移籍も囁かれているベティス。はたして、ふたりの名手を引き抜けるのか。今後の展開に注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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