ガンバが怒涛の3連勝! 主将・三浦が奪った虎の子の1点を死守し、難敵・広島を完封で撃破!

2020年07月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

広島の猛攻を耐え忍んで今季初のクリーンシート達成!

攻めては貴重な先制ヘッドを決め、守っては広島の波状攻撃を食い止める。G大阪は主将・三浦(左)のハイパフォーマンスが際立った。写真:田中研治

[J1リーグ第6節]G大阪 1-0 広島/7月22日/パナスタ

 浪速の雄が鮮やかに3連勝を飾った。

 過密日程によるターンオーバーを実施し、前節からスタメンを4枚入れ替えてきた両雄。互いに3バックを採用して中盤をコンパクトに保ち、ソリッドな組織的ディフェンスを実践する。ガンバ大阪が細やかなパスワークで右サイドを起点に攻め込めば、サンフレッチェ広島もダイレクト志向の強いチームアタックで隙をうかがう。しかし、それぞれ守備陣が堅固な防衛ラインを維持し、決定的なチャンスを与えない。37分にG大阪は宇佐美のパスを受けた倉田が抜け出して至近距離からシュートを放つも、枠を外してしまう。

 膠着するじりじりした展開のなか、均衡はセットプレーによって破れる。41分だった。右CKから宇佐美が完璧なクロスを供給すると、中央でフリーの三浦がドンピシャヘッドで合わせ、G大阪が先制に成功する。

 
 広島は後半頭から青山、ハイネルの交代カードを切り、中盤の活性化を図る。にわかに攻勢を強めて、敵陣エリア内に押し寄せる場面を増やしていく。48分にはL・ペレイラが得点機を掴むもシュート精度を欠いて枠外へ。最後の局面で連携が噛み合わず、徐々に二重三重の人垣を作っていったG大阪の守備網を崩し切るには至らない。

 G大阪も追加点を果敢に追う。前半よりもリアクション型の攻撃が多くなるなか、確実にCKやFKのリスタートを拾って好機を狙った。59分にはCKからゴール前にこぼれた球を倉田が撃ち込み、広島のハイネルがゴールライン上でクリアする絶好機を迎えた。66分には疲れの見えた遠藤と宇佐美に代えて、矢島と小野を投入。宮本監督がアグレッシブな采配を見せる。

 ポゼッションで劣勢に立たされながらも、攻撃の手数を出し続けたホームチーム。79分に訪れた最大のピンチをGK東口にファインセーブでかわし、最終盤の広島の猛攻もチーム一丸となって凌ぎ切り、1-0で3ポイントを奪取した。ふたたび攻守両面でソツのない連動性を披露して、見事3連勝を飾っている。

 なお、ベンチ入りで大きな注目を浴びたG大阪の17歳・唐山のJ1デビューは次節以降に持ち越しとなった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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