「ジダンを喜ばせるために…」ベイルがマドリーの国内最終戦から“消える”! 地元紙は退団の可能性を示唆

2020年07月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

ファンやメディアの反感を買う

優勝セレモニーでもチームの輪に加わらないシーンが目立ったベイルは、最終戦のメンバーから外れた。 (C) Getty Images

 現地時間7月18日、レアル・マドリーはレガネスとのラ・リーガ最終戦に向けた招集メンバー22名を発表した。

 スペイン代表DFセルヒオ・ラモスやフランス人FWカリム・ベンゼマらが順当に選出された一方で注目を集めているのは、ウェールズ代表FWのガレス・ベイルがついにメンバー外となったことだ。

 先月24日のマジョルカ戦(ラ・リーガ31節)を最後に出場機会がないベイルは、試合中に居眠りしているような素振りを見せるなど、怠慢な態度がファンやメディアの反感を買っていた。

 そうしたなかで、ついにメンバー外となったベイル。スペインのラジオ局『Onda Cero』によれば、この決断は本人がマドリーの上層部に申し出たものだという。

 また、その動向に関して「ベイルが消える」と銘打って追報したスペイン紙『AS』によれば、選手側はコメントを拒否した一方で、クラブ側は本人の希望ではなく技術的な決定によりメンバー外になったと説明したと伝えた。
 
 同紙はさらにこう伝えている。

「今日はベイルがラ・リーガに『さよなら』を告げるラストチャンスだった。クラブ最高給を受け取っている彼は、マドリーがジダンを喜ばせるために市場に出されようとしている。8月にも戦い(チャンピオンズ・リーグ)は残されているが、ジダンは何を考えているだろうか。ベイルは引き続き消えるのだろうか」

 マドリーとの契約は2022年夏までとなっているベイル。高額年俸に故障癖とリスクは小さくないとはいえ、市場に売りに出されれば、昨夏に合意に迫っていた中国のクラブなど、それなりに需要はあるだろう。

 もはやマドリーで、完全に蚊帳の外に置かれている31歳は、今夏にいかなる決断を下すのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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