鳥栖はチャンスをモノにできずスコアレスドローで今季初得点&初白星はお預け。広島は前節の敗戦でトーンダウンか

2020年07月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

鳥栖は広島の堅守を崩し切れず…

マッチアップする松岡(写真左)とL・ペレイラ(写真右)。写真:滝川敏之

 J1リーグは7月12日、各地で第4節の7試合を開催。駅前不動産スタジアムでは、サガン鳥栖対サンフレッチェ広島の一戦が行なわれ、最後まで得点は生まれずスコアレスドローで痛み分けとなった。

 ついにスタジアムへは、人数制限があるものの観客の入場が許可され、徐々にJリーグが本来の姿を取り戻しつつあるなかで行なわれた一戦。今季の公式戦4試合で得点がない厳しい状況で迎えるホーム・鳥栖の金明輝監督は試合前に、「声援をしっかり力に変えて頑張ってくれると思う」と発言し選手たちに期待を寄せた。
 
 試合は広島が高い位置でのボール奪取から、今季の攻撃の主体とするショートカウンターを発動させ、開始5分に右サイドからハイネル、ペナルティエリア手前中央から青山敏弘がシュートチャンスを得るなど、立ち上がりから攻め立てる。
 
 徐々にボールを握る時間が増えた鳥栖は、26分にチアゴ・アウベスが巧みなドリブルで仕掛けペナルティエリア中央に進入しシュートを放つ。GKのセーブの跳ね返りを詰めるもネットを揺らせず、決定機をモノにはできなかった。
 
 その後は激しく攻守が入れ替わる攻防戦となり、お互いにゴールに迫るシーンを複数回作るも、スコアは動かず前半を折り返す。
 
 後半はホームチームが、最終ラインからの落ち着いたビルドアップで、敵陣でプレーする展開が増えるも、広島3バックの身体を張った守備に苦しみ、なかなかシュートまで持ち込めない。
 
 64分から原川力とパク・ジョンスを同時にふたり投入すると、そのわずか1分後に左サイドの連携から、最後は原川が相手の不意を衝くシュートを放つなど、いきなり存在感を放つ。

 後半は終盤にかけて両者ともに決定機を作るも互いに得点が遠く、スコアレスドローで決着となった。鳥栖の今季初ゴールと初白星はお預けに。一方で開幕2連勝を飾った広島は、前節・大分戦での逆転負けからトーンダウンしている格好だ。
 
 次節は7月18日、鳥栖はアウェーで名古屋と、広島はホームでC大阪と対戦する。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【J1第4節PHOTO】鳥栖0-0広島|鳥栖はチャンスをものにできず広島とスコアレスドロー。今季初得点&初勝利は次節以降に持ち越し
 
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