ポルトガルの１部リーグは残り６試合。中島翔哉が所属するポルトは勝点67で首位に立ち、２位のベンフィカに３ポイント差をつけている。

　しかし、中島は現在、チームに合流せずにリーグ再開後の４試合を欠場。代理人によれば新型コロナウイルスの影響を懸念し、家族の事情を優先したことが理由で、自宅でトレーニングを続けているという。先日、本人が復帰の意志を示していていると明らかになったが、具体的な時期は示されていない。

　そんななか、現地紙『A BOLA』は現地時間６月27日付で「復帰の時は近づいている」と報じた。

「首位を走るポルトは、残り６試合のために準備を進めている。第29節への準備にショウヤ・ナカジマは依然として参加しておらず。セルジオ・コンセイソン監督の意志もあり、自宅に残っている。だが、トレーニング再開に向けて最初の段階にあるようだ」

　さらに、トレーニングを経て試合に復帰するまでにはいくつかの条件をクリアしなければならないとも伝えている。

「合流前に新型コロナウイルスの検査を受ける必要があり、さらにチームメイトや監督、スタッフらに謝罪して、承認されることも必要となるだろう」

　復帰について具体的な日程は不明だが、まずは練習復帰に向けて動き出す段階には来ているようだ。ポルトはリーグ戦のほか、宿敵ベンフィカとのポルトガル・カップ決勝の計７試合を残している。

　中島の復帰はいつになるのか。今シーズン中にピッチに立てるのか。今後の動向が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部