Jリーグが大規模PCR検査の初回結果を公表。総勢3,070名を対象「選手や国民の皆さまの健康を守る」

2020年06月24日 サッカーダイジェストWeb編集部

陽性判定は0件も継続検査数が12件

Jリーグが第1回目となる公式PCR検査の結果を公表した。写真:徳原隆元

 Jリーグは6月18日から21日にかけて、3,000人を超える全クラブの選手やスタッフ、審判団などを対象にPCR検査を実施。24日にその大規模な検査の結果を報告した。

 いよいよJ1リーグは7月4日から、J2リーグとJ3リーグは6月27日から再開、開幕を迎える。それに先駆けJリーグは検査体制を構築するため、新型コロナウイルス対策本部内に検査全般の企画・運営を主体的に行なう「Jリーグ検査センター(JCTC)」を設置した。

 第1回目となる公式検査では、総勢3,070名を対象に実施。Jリーグによると、その内3,058名が陰性で、陽性判定は0件であった。ただし、継続検査数(検体不足を含む判定結果が確定していない検査数)が12件あることも併せて報告している。
 
 村井満チェアマンは初回となる今回のPCR検査結果公表にあたり、「今週末のJリーグ再開・開幕に向けて、初めての公式検査の結果が出ました。検査に協力いただき、しっかり体調管理を続けてくださった選手・クラブ関係者に感謝申し上げます」とまずは関係者への感謝を表明。さらに続けて、検査の重要性を以下のように説明している。

「検査は、感染拡大防止、そして選手が安心してプレーするためのひとつのツールです。リモートマッチ(無観客試合)からのスタートとなりますが、選手や国民の皆さまの健康を守るためガイドラインに沿った予防策を徹底し、サッカーのある日々を届けてまいりたいと思います」
 
 今後は今シーズン終了となる12月までのあいだ、Jリーグが主体となり2週間に1度このような大規模なPCR検査が継続的に行なわれる。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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