ヒュンメルが妖怪“アマビエ”から着想を得たJ3福島の限定ユニを発売! 収益全額寄付でクラブを支援

2020年06月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

経済的な打撃を受けるJクラブを応援

疫病退散で話題の妖怪「アマビエ」をモチーフにデザインされた。写真は福島FW池田昌生。

 ヒュンメルは、デザイナーがスタートした『#hopehomeloveプロジェクト』に参加。新型コロナウイルスが巻き起こした経済的な課題を解決する一枚になれば、という思いを込め、J3福島ユナイテッドのユニホームを作成し、販売する。なお収益はすべてクラブに寄付される。
 
 デザインのイメージは、疫病よけに効くとされ、SNS等で話題を集めている妖怪「アマビエ」だ。ユニホームのベースカラーは、海で光り輝く妖怪の姿をイメージしており、袖は赤ピンク系の髪の毛から、さらに首周りは特徴的なクチバシの黄色をカラーリング。シャドーストライプを未来への広がりを意味するシェブロンラインで表し、ヒュンメルの蜂ロゴにはインスピレーションを受けたアマビエアイコンもデザインしている。
 
 ヒュンメルが賛同する『#hopehomeloveプロジェクト』とは、デザイナー大垣ガク氏(アシタノシカク株式会社代表)がスタートしたプロジェクトで、災いと不安が募る日々に何か少しでもアクションをしたいと作られたポジティブメッセージロゴがきっかけ。デザイナーやアーティストによる『HAVE HOPE, STAY HOME, SHARE LOVE』のロゴを使ったポジティブで心温まる作品が、SNSを中心にアップされている。
 
 2020年シーズンのJ3リーグは本来、3月7日から開幕する予定であったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で6月27日に約4か月遅れで開幕する。どのチームも厳しいクラブ経営を強いられるなか、福島のユニホームサプライヤーを務めるヒュンメルが、シャツ販売の収益を全額をクラブに寄付し、支援する格好だ。
 
 このシャツに袖を通したFW池田昌生は、「未来に希望を繋ぐアマビエユニホームということで、このユニホームには色々な想いが入っています。福島ユナイテッドFCのファンだけでなく未来に希望を持ちたいサッカーファンにも是非着て欲しいです」と呼びかけた。
 
 またMF青山景昌は、世界に大きな影響を与えた新型コロナウイルスに触れ、「当たり前にあった日常のありがたさに気付くことができました」とコメント。さらに、「文明の利器がどれだけ発達しようと、人の優しさや助け合いの心だけは忘れてはいけない。だからこそ僕たちはサッカーを通して皆様に勇気と感動を与え続けます。これから先、未来にわたって希望を持てるように。HAVE HOPE」と力強い意思を込めて語っている。
 
 様々な思いの詰まった"アマビエユニホーム"は、7月12日までの期間限定でヒュンメルオフィシャル通販サイトで予約を受け付けている。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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