「アーセナルでの未来はない!」再開初戦で大失態を犯したD・ルイスに非難の声! 本人は「俺の責任」と猛省

2020年06月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

欧州5大リーグで約9年ぶりの“珍事”

後半に一発退場を命じられてピッチを去るD・ルイス。再開初戦でベテラン戦士がやらかしてしまった。 (C) Getty Images

 新型コロナウイルスの感染拡大により、約3か月間の中断を余儀なくされていたプレミアリーグが、現地時間6月17日についに再開した。

 その"初戦"で、文字通りやらかしてしまったのが、アーセナルのダビド・ルイスだ。

 強敵マンチェスター・シティの本拠地に乗り込んだ一戦で、パブロ・マリの負傷離脱によって24分に急遽ピッチに送り出された33歳のブラジル代表DFは、コンディションが整っていなかったのか、ベテランらしからぬミスを犯す。

 まずは前半アディショナルタイム2分だ。相手MFのケビン・デ・ブルイネが右サイドから蹴り込んだミドルパスを処理しきれずに後逸……。背後に流れたボールをラヒーム・スターリングに拾われ、先制点を許した。

 そして極めつけは49分である。ドリブル突破を仕掛けてきたリャド・マハレズに完全に振り切られて、後手に回ると、背後から手をかけてしまいPKを献上。さらに、この接触プレーで一発退場となったD・ルイスは、わずか25分で試合を後にした。

 サッカーのあらゆるデータを取り扱う英国メディア『Opta』によれば、欧州5大リーグにおいて途中出場の選手が、得点に直結するミスを犯し、PKまでも献上して、退場となったケースは、2011年3月に行なわれたセリエAのブレッシャ戦におけるインテルのイバン・コルドバ以来の珍事だという。
 
 チームが0-3と完敗を喫したこともあり、当の本人は、猛省しきりだ。英衛星放送『Sky Sports』のフラッシュインタビューに応じたD・ルイスは、疲れ切った表情を浮かべながら「俺のせいだ」と口にした。

「今日の結果は、チームのせいじゃない。俺のせいだ。俺はプレーする決断をしている。チームは10人になってからも、いいプレーをしていた。監督も素晴らしかったし、選手たちも素晴らしいプレーをしていた。とにかく俺の責任だよ……」

 ただ、あまりにお粗末なプレーぶりだっただけに批判の声は上がっている。この試合で解説を務めていた元イングランド代表DFのジェイミー・キャラガーは、「ガナーズでの未来はないと思う」と、去就問題が注目されるD・ルイスを厳しく糾弾した。

「誰もが、ルイスが経験豊富なDFであることは知っているはずだ。だが、経験とは過大評価されがちな要素であることも言っておきたい。実際にピッチ上で優れているかどうかが重要なんだよ。年齢なんて関係ない。今日のプレーを見る限りルイスはアーセナルでプレーするには厳しいレベルにあると言わざるを得ないね。

 彼はエンターテインメントを提供してくれるね! もし、アルテタ(監督)がルイスとの延長オプションを行使して、もう一年置いておこうとするとしたら、それは明確な間違いだと思う」

 一発退場のために今後3試合の出場停止となるD・ルイス。タイトな連戦が続くだけに、アーセナルにとって痛すぎる退場劇だった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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