「最高の試合だった」止まらぬ賛辞! 香川真司のゴラッソに地元紙が熱狂「明らかに復調」

2020年06月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

寸評採点ではチーム最高評価

久々のゴールを決め、チームメイトから手荒い祝福を受ける香川。 (C) Getty Images

 約9か月ぶりのゴールを決めた香川真司への賛辞が止まらない。

 現地時間6月16日に行なわれたラ・リーガ2部の第33節で、敵地でルーゴと対戦したサラゴサは3-1で勝利した。

 暫定ながらサラゴサを首位浮上に導いたのが、香川真司だ。2トップの一角で2試合連続で先発起用されると、19分に魅せる。敵エリア内でイニゴ・エグアラスからのパスを受けると、素早く前を向いてから右足一閃。狙いすました鋭いシュートをゴール左隅に突き刺して、シーズン3点目を決めたのだ。

 昨年9月に行なわれた第5節のエストレマドゥーラ戦以来となるゴールを決めた日本代表MFは、77分に交代するまで、チームのビルドアップに絡むなど、献身的にプレー。地元紙『Helardo』によれば、この試合で香川のパス成功率は100パーセントだったという。

 圧巻のプレーを披露した香川には、地元メディアも賛辞を寄せている。
 
 寸評採点においてチーム最高評価の「9.0」を付けた有力紙『Sport de Aragon』が、「香川の傑出したパフォーマンスで3つの重要なポイントを得た」と絶賛すれば、同じく地元有力紙『El Periodico De Aragon』は、次のように褒めちぎっている。

「決定機に正確なシュートを放ち、効果的かつ効率的な試合をこなした。カガワは明らかに復調を果たし、グティエレスとリナレスがその勝利を決定づけた」

 また、地元メディア『El Desmarque』も、「最高の試合だった」と香川のプレーを手放しで称賛している。

「すでにシーズンも終盤戦だが、彼は再び能力を示した。右足で均衡を破った日本人は、ゲーム展開を掴みきれていなかったサラゴサを軌道に乗せた。彼のコンディションは間違いなく最高の状態にある。シンジ・カガワは、今、チーム内でも傑出した存在だ」

 コンディション不良や負傷などもあって本領を発揮しきれていなかった香川。それだけに久々のゴラッソは、復活の狼煙となるか。昇格を争うアルメリアと対戦する次節のプレーにも注目したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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