浦和が“横断幕禁止”のJ統一ルールに反対声明!「リーグによく物申した」とファンも賛同

2020年06月16日 サッカーダイジェストWeb編集部

6月9日の実行委員会で一定の制限を設けることで合意

浦和が横断幕の持ち込み禁止に反対声明を発表した。(C)SOCCER DIGEST

 浦和レッズは6月16日、クラブの公式ホームページで「ファン・サポーターのみなさまへ」と題し、先日Jリーグから周知された横断幕掲出禁止の統一ルールに「反対」の意を伝える文書を提出したことを発表。併せて全国55クラブの実行委員に日本のフットボール文化の在り方についての提言書を送ったことも公表した。

 Jリーグは、観客を入れない"リモートマッチ"ではバナーやフラッグの持ち込みを禁止する旨を、6月9日の第6回実行委員会後に発表。その際、村井満チェアマンは次のように報告していた。

「ファン・サポーターの気持ちを大事にしつつ、健康も守らなければならない。預かって消毒が行き届くか、ファン・サポーターとスタッフの接触は良いのか。気持ちは尊重しつつも、お客様からの持ち込みは行なわないことで合意した」

 これに対し、浦和はクラブのホームページで「反対」の意を伝え「浦和レッズは、いつどんな時もファン・サポーターとともに戦ってまいります。これからも無観客試合において横断幕掲出許可を求め続けていく所存です」とコメントを掲載した。
 
 この一報を伝えたクラブの公式ツイッターには、ファンから以下のようなコメントが寄せられた。

「これは全てのクラブのサポーターが思っている事のはず!」
「諸々の理屈は通ってると思うのでこの主義主張は良いと思います」
「リーグによく物申したと思います!」
「このまま声を上げ続けてください」
「他サポですが応援します!」
「サポーターの声を汲み取ってくれてありがとうございます!」
「たしかに広告はよくて横断幕はダメってなんかね」
「人が入れないなら、想いのこもった横断幕だけでも」
「リーグ側も再開するために様々な考慮をしていただいてると思うので、リーグ側と戦うということではなく、意見交換をして良い方に向かっていって欲しいです」

"持ち込み"に関しては、「サポーターの思いをリスペクトしたい」と明言しているJリーグだが、コロナウイルス感染防止の観点から「一定の制限を加えたい」というクラブも多く、禁止することで合意に至った経緯もある。

 ファン・サポーターを想い、浦和が投じたこの一石はどのような結論に至るのか。J1リーグは7月4日に再開される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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