「無観客試合」に変わる新名称は「リモートマッチ」に決定!Jリーグ村井チェアマンは「一緒に新しいスポーツ観戦を」と呼びかける

2020年06月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

Jリーグは再開後2節を完全リモートマッチで開催

「無観客試合」に変わる名称を発表したトップリーグ機構の川淵会長。写真は会見中のスクリーンショット

 Jリーグやなでしこリーグも加盟している、一般社団法人トップリーグ連携機構は6月15日、「無観客試合」に変わる名称を「リモートマッチ」に決定。Web上で発表会見を開催した。

 新型コロナウイルスの影響でリーグ戦の開幕延期や中断が続いていたスポーツ界。Jリーグは7月4日にJ1。再開、開幕の発表が続くものの、しばらくは「無観客」での開催となる。これまでの「無観客試合」は「制裁」の意味合いも含まれていたため、それに変わる新名称を6月3日よりツイッター上で募集していた。

 会見冒頭でトップリーグ機構の川淵三郎会長から、「リモートマッチ」という新名称が発表された。

 9200通を超える応募の中から選ばれたという同名称は、「リモート」という言葉は現在広く認知されており、説明が少なくて理解してもらえる。離れていても選手とファンの繋がりを示すとの意味が込められているという。徐々に観客が入っていくようになった後も汎用性があり、それぞれの競技に合わせて、"リモートゲーム"などと言葉の活用の幅があるのではないかとの意見も説明された。
 
 併せて、サポーターなど試合会場に行けないが遠隔で応援するファンの呼称として「リモーター」、またリモートマッチの略称として「リモマ」とするなどの提案もなされた。

 7月18日に開幕するなでしこリーグ1部、2部では、開幕後2節までを"リモートマッチ"で行なうことを発表。Jリーグも6月27日のJ2、J3。7月4日のJ1と開催後2節までは完全リモートマッチで行なう事を明言。その後は政府の方針に合わせて少しずつ観客を入れていく方針を明かした。

 会見に参加した、Jリーグの村井満チェアマンは「このリモートマッチはできるだけ少ない方が良いと思っています。とはいえ、今後第2波、3波なども予想されます。また、お客様をお迎えした中でも今日はリモート50%、リモート2000人などといった形で、ご来場いただけた方とリモートの方と併用していくことも考え得ると思う。最初は不自由なこともあると思いますが、一緒になってみなさまと新しいスポーツ観戦を作っていければと思います」と今後の意気込みを語った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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