「赤いスパイクを履かなきゃ1300万円…」オランダ代表の“元10番”がベティスと結んだ特殊すぎるボーナスが明らかに!

2020年06月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

ビッグネームを引き抜くために

多士済々のオランダ代表の中軸を担ったファン・デルファールトは、ベティスとユニークな契約を結んでいた。 (C) Getty Images

 選手とクラブが結ぶ契約には、様々なオプションがある。元オランダ代表MFのラファエル・ファン・デルファールトがベティスと交わした契約には、実にユニークな特別条項があったようだ。現地時間6月14日に英メディア『Sportbible』が紹介した。

 オランダが生んだ天才MFが、アンダルシアの地に立ったのは、2015年の夏。ハンブルクを契約満了となり、フリートランスファーとなっていたことにベティスが目を付けたのだ。

 ただ、アヤックスやレアル・マドリー、トッテナム・ホットスパーといった名門を渡り歩いてきた名手だけに、競合相手は少なくなかった。そこでラ・リーガで中位に甘んじていたベティスが提示したのが、「契約期間中に赤いスパイクを履かなければ、11万4000ユーロ(約1368万円)をボーナスとして支給する」という条件だった。そう、赤は宿敵セビージャのチームカラーだ。
 
 このオプションが奏功したのかはわからないが、いずれにしても首尾よくこのビッグネームを引き抜いたベティス。だが、首脳陣の目論見はあっさりと外れてしまう。

 すでに全盛期を過ぎていたファン・デルファールトは怪我もあり、公式戦わずか7試合の出場に終わり、1年で退団したのだった。同メディアによれば、ベティスはこのボーナス分も含めて総額160万2000ユーロ(約1億9224万円)を14回払いで支払ったという。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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