【神戸】期待のブラジル人ボランチが合流 課題の失点減少へネルシーニョ色も徐々に

2015年02月06日 前田敏勝

フェフージンはチョン・ウヨンとともに主力組のボランチでプレー。

1月28日、ゲーム形式での練習の主力組1本目の布陣。新加入のフェフージン、高橋、安田が主力組に入った。

 すでに沖縄での1次キャンプ(1月23日~30日)を終えた神戸は、2月6日から鹿児島・鹿児島市での2次キャンプに入った。
 
 1次キャンプでは、最終日までみっちりと走り込みが行なわれるなど、主にシーズンを戦い切るための体力作りが中心となったが、キャンプ後半の1月28日のトレーニングでは、11対11の戦術練習も実施されている。
 
 始動早々とはいえ、各ポジション争いは熾烈だ。球際での激しい奪い合いなども見られるなど、ネルシーニョ監督の下で選手たちの意欲の高さが窺えた。
 
 また、3バックや4バックのシステムを、メンバーを入れ替えながら試すなど、指揮官の色も徐々に出ている。特に守備を中心に、身振り手振りを交えながら指導する姿が目に付いた。
 
 昨季はリーグ5位の49得点を記録しながら、それを上回る50失点を喫し、勝点を落とした試合も多かった。それだけに、まずはチーム作りのベースとなる守備の強化をポイントに捉えているようだ。
 
 今季新加入のブラジル人MFのフェフージンも1月22日に来日し、すぐにキャンプに合流。積極的にチームメイトとコミュニケーションを図るなど、早期の順応に意欲的で、戦術練習ではチョン・ウヨンとともに主力組のボランチでプレーしていた。
「みんなが僕のことを受け入れて、良い関係性が生まれている。最高の雰囲気でトレーニングができている」というブラジル人ボランチは、「強い闘争心が僕の持ち味。ボールに向かっていくスピード、気持ちを前面に出して戦う姿勢を見てもらいたい」と抱負を述べている。
 
「(2次キャンプの)鹿児島でメインになるのは、戦術と技術のところ」とネルシーニョ監督も述べるように、開幕に向けて、チームはいよいよギアを上げていく。また、2月12日には初の対外試合となる福岡大とのトレーニングマッチが予定されている。
 
取材・文・写真:前田敏勝(フリーライター)

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