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ペレ以外で期待に応えたと断言できるのは、「伝説のレフティー」だけ――ブラジル代表の10番列伝

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2020年06月12日

10番に求められるのはスペシャルなプレーと頂点に導く活躍

国民の期待に応えたのがペレ(左上)とリバウド(左下)。ジーコ(右上)は華麗なサッカーを支えたが、W杯の栄冠をもたらせなかった。06年W杯で失望を与えたのがロナウジーニョ(右下)だ。 (C)Getty Images,Alberto LINGRIA

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 過去のメジャートーナメントにおいて、列強国の代表チームではいったい誰が栄光の10番を背負ってきたのか。歴代の担い手たちはどんな結果を残してきたのか――。

 錚々たる顔ぶれが並ぶ王国ブラジルの10番たちを紹介する。

―――◆―――◆―――

「10番」をサッカー界のエースナンバーとして定着させたのが、1958年から4大会連続で出場したワールドカップで鮮烈な印象を残し、3度の世界王者に輝いたペレだった。

 そんな国民的英雄の代名詞だったブラジル代表の10番は、だからこそ特別で重みがあり、背負ったエースはスペシャルなプレーと、チームを頂点に導く活躍をつねに求められてきた。

 強大なプレッシャーに打ち勝ち、その責務を果たしたと断言できるのは、ペレ以外では02年ワールドカップで5度目の優勝に寄与したリバウドくらいだろう。

“白いペレ”と称され、82年ワールドカップで「黄金のカルテット」の中心として華麗な攻撃サッカーを支えたジーコも、タイトルをもたらせなかったという点で国民の期待に応えたとは言えなかった。
 大きな失望を残したのが、キャリアの全盛期で臨んだ06年ワールドカップで精彩を欠いたロナウジーニョだろう。

 また恥骨炎に悩まされていたとはいえベスト8で散った10年ワールドカップのカカも、優勝を果たしながら決勝トーナメント以降は控えに甘んじ、創造性に欠けたチームの象徴として失笑を買った94年ワールドカップのライーも、輝けなかった10番として歴史に刻まれた一人。

 22年ワールドカップで真価が問われるネイマールは、はたしてレジェンドの地位を確立できるか。
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