【横浜FC】システム、戦術もベールに包まれたまま 新指揮官のスタイルは?

2015年02月05日 二本木昭

4-3-2-1が好みと明かすもゲームでは複数のシステムを流動的に採用。

ここまで明確なサッカースタイルが見えてこない横浜FC。2次キャンプ後の仕上がりが気になるところだ。(C)YOKOHAMA FC

 今季はどんな戦い方を見せるのか、現状ではほとんど分からないというのが正直なところだ。まずフォーメーションだが、ルス新監督は「4-3-2-1」を好むと明らかにすると同時に、そのシステムに固執することなく選手たちの適性を見て柔軟に対処するとも述べている。
 
 実際、トレーニングや練習試合で「4-4-2」を採用することもあり、「4-3-2-1」にしても、中盤の3人の配置が、「アンカー1枚にインサイドハーフ2枚」になったり、「ダブルボランチ+トップ下」になったりと流動的だ。
 
 ポゼッション志向なのか、リトリートするのか、高い位置からのプレスによるショートカウンター狙いなのか、志向するスタイルもこれだと言えるものが見えない。1月19日~26日のタイ・キャンプでは2試合のプレシーズンマッチを戦ったが「相手がJ2のクラブとは異質の戦い方をするタイのクラブだったので、戦術云々という試合にならず、戦術面の話はしにくい」(渡辺匠)という。
 
 2月9日~18日の宮崎・日南キャンプでは、C大阪、甲府、長崎とのトレーニングマッチが組まれている。今季の横浜FCのサッカーが明確に見えてくるのは、この2次キャンプが終わる頃だろう。

取材・文●二本木昭
写真協力●横浜FC

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