「マンUファンの興奮が終わる」アトレティコのMFサウールの“新クラブ”発表に英紙はがっかり?

2020年06月03日 サッカーダイジェストWeb編集部

3日前の“予言”通りに報告したのは…

故郷に新クラブを立ち上げることを発表したサウール。(C) Getty Images

 注目の発表は、移籍先ではなかった。

 アトレティコ・マドリーのMFサウール・ニゲスが6月3日、自身のインスタグラムライブで新クラブ設立を発表した。

 25歳のスペイン代表MFは先月31日に、「大切なことを伝えたかった」という一文を添えてツイッターに画像を投稿。その画像には「新しいクラブ。それを3日後に発表するだろう」と綴られていた。

 アトレティコのカンテラ(下部組織)出身で、トップ昇格7年目を迎えるセントラルMFが、ついに移籍か――。英紙『Evening Standard』が「サウールのツイートがマンチェスター・ユナイテッドとアーセナルの獲得の憶測に火をつけた」と報じるなど、とりわけ英国メディアは色めき立った。
 
 だが、マンチェスターの地元紙『Manchester Eveningnews』によれば、サウールはインスタグラムライブの中で、マラガでプレーする兄のアーロン・ニゲスとともに、生まれ故郷のエルチェに「クラブ・コスタ・シティ」という新クラブの設立を発表。4~18歳のすべてのカテゴリーのプレーヤーを500人以上集め、30チーム以上を作るという。ナイキ社のサポートを受けているようだ。

 肩透かしを食らうかたちになったのが、加入を期待していたユナイテッドやアーセナルのファンだろう。同紙は「ユナイテッドのファンの興奮を終わらせる」と見出しを打ち、事の顛末を伝えている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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