【湘南】20歳を迎えた鈴木冬一が語った目標「Jリーグで結果を残して世界に」

2020年06月02日 佐藤香菜(サッカーダイジェスト)

5月30日に20歳の誕生日を迎える

練習後、オンライン取材に対応した鈴木。20歳の抱負などを語った。(C)SOCCER DIGEST

 5月27日よりグループ練習を再開していたJ1の湘南は、6月2日から全体練習へ移行。59日ぶりとなる全員でのトレーニングは約2時間に渡り、6人に分かれてパスメニューやシュート練習、フィジカルトレーニングなどを行なった。

 5月30日に20歳の誕生日を迎えたばかりの鈴木冬一(すずき・といち)は「全員でサッカーができる喜びというか、楽しさというのを改めて感じました。みんなでサッカーができなかった期間も含めたら、やっぱりサッカーはチームスポーツで、周りの人がいてこそ成り立つスポーツだなっていうこと感じました」と喜びを噛み締めた。
 
 20歳を迎えた心境の変化を報道陣に問われると、「一つひとつの行動に責任を持たないといけない」と答え、また、「20歳は世界では決して若くないので」と前置きしたうえで、「しっかりとJリーグで結果を残して、世界に出て、世界で活躍できるプレーヤーになりたいです」と目標を語った。

 また「東京オリンピックだけに特別な想いを懸けているわけではないですけど、(開催が)1年延びたので、アピールのチャンスができたと考えるとポジティブに思う」と五輪への出場意欲も覗かせた。

 そして、7月4日から過密日程での再開が想定されるリーグについては次のように意気込む。

「いよいよだなと。(開幕戦の)1試合しかできていなかったので、ストレスだったり(サッカーを)やりたい気持ちが強かった。

(再開後は)総力戦というか、怪我人が出ないことはないと思うんですけど、いかに怪我をしないで全員がやれるかということと、1週間に2試合をずっとやれる選手というのは少ないと思う。チーム全体の士気を上げるという意味でも足を引っ張らずにいければなと思います」

 ちなみに20歳のプレゼントをチームメイトから渡されたかという質問に関しては「まだもらっていない」と笑顔でかわしつつ、「実は(谷)晃生(チームメイトで同学年)からキャップを買ってもらった」と教えてくれた。

 少年らしさも残しつつも大きな野望を持って20歳の誕生日を迎えた鈴木の、今季の活躍に注目したい。

取材・文●佐藤香菜(サッカーダイジェスト編集部)

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