「頑固で、順応性がなかった」「いまだに悩ませてる」元メキシコ代表FWが人生を一変させたモイーズを皮肉る!

2020年06月01日 サッカーダイジェストWeb編集部

「個人的なことは何もなかったけど…」

モイーズへの恨み節を“元教え子”であるエルナンデスが語った。 (C) Getty Images

 サー・アレックス・ファーガソンの引退は、一部の選手のキャリアに影響することになった。

 少なくとも、"チチャリート"の愛称で知られる元メキシコ代表FWのハビエル・エルナンデスは、ファーガソンの引退、そして後任にデイビッド・モイーズが就任したことで、人生が変わったと感じているようだ。

 米スポーツチャンネル『ESPN』によると、チチャリートは同じくユナイテッドOBのリオ・ファーディナンドのインタビューで、「レアル・マドリーに移籍したのは夢の実現だった。でも正直、自分はずっとレッド(ユナイテッド)なんだ」と話している。

「モイーズとの間に個人的なことは何もなかった。だけど、ユナイテッドが彼を招聘したのは間違いだったよ。いまだに(クラブを)悩ませている最初の間違いだ」

 さらにチチャリートは、「ユナイテッドはサー・アレックスの代わりを(すぐに)見つけられると思っていたのかな。そんなの不可能だよ」と続けた。

「ジョゼップ・グアルディオラやユルゲン・クロップ、ジョゼ・モウリーニョですら、まだサー・アレックスのレベルじゃない。あるいはヨハン・クライフのレベルじゃないんだ。その途中なんだよ」

 ユナイテッドで約5シーズン在籍した元メキシコ代表FWは、「(モイーズ就任で)一部の選手はユナイテッドでのキャリアが変わった。もっと良いものになっていたかもしれないんだ。僕もラファエウとファビオ(ダ・シウバ)も、ダニー・ウェルベックも、出場機会のために去らなければいけなかった」と不満を露にした。

「モイーズが7か月しか続かなかったのは、彼が頑固だったからだ。彼には順応性や受け入れる力がなかったんだよ。ユナイテッドでは成長する必要があるんだけどね」

 マドリーでのレンタル期間を終えたチチャリートは、ユナイテッドを退団してからレバークーゼンに移籍。ウェストハムやセビージャを経て、今年1月からMLSのロサンゼルス・ギャラクシーでプレーしている。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事