「我々は売りに出していない」ボローニャTD、冨安健洋の今夏売却を否定! イブラ獲得については――

2020年05月18日 サッカーダイジェストWeb編集部

冨安の価値は「2500万ユーロに留まらない」

ローマが興味を持っていると報じられていた冨安。(C)Getty Images

 先日、セリエAのボローニャに所属する日本代表DF冨安健洋に、名門ローマが興味を示していると報じられた。だが、その可能性をボローニャのテクニカル部門コーディネーターを務めるワルテル・サバティーニ氏が否定した。

 イタリア衛星放送『Sky』のインタビューに応じたサバティーニTDは、「今夏に彼を売るつもりはない」とコメントしている。

「まず、我々は売りに出してもいない。そもそも支払われるとされる2500万ユーロ(約31億円)でも、トミのように最高のクオリティーを備える選手に見合ったものではない。現時点で、彼と彼の将来に対して、完璧な査定を下すことのできる者はいない」

 冨安は昨夏にベルギーのシント=トロイデン(STVV)からボローニャに加入。イタリア移籍1年目ながら不動のレギュラーに定着したことに加え、まだ若く、ローマの首脳陣が獲得候補のリストに入れたと報じられていた。
 
 さらに、サバティーニTDはボローニャ指揮官のシニシャ・ミハイロビッチ監督が、ミランに在籍するズラタン・イブラヒモビッチ加入の可能性に言及したことについても、否定的な見解を示した。

「指揮官とイブラの友情を通じてのみ実現する可能性はあるかもしれないが、クラブが望んでいるものではない。もちろん、彼の加入はクラブのレベルをひとつ押し上げる効果があるだろう。だが、(金額などを含め)我々の手の届くプランだとは思えないので、あまり信じていない」

 セリエAは再開を目指し、今月4日から個人トレーニングが再開。18日からクラブでの団体トレーニングが再開する見通しだった。しかし、政府からの許可が得られておらず、今週も引き続き個人トレーニングが行なわれるようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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