やっぱり半端ないポテンシャル
現地時間5月16日、ついにドイツのブンデスリーガが再開した。
新型コロナウイルスの影響で各国リーグが打ち切りや中断を余儀なくされているなかでのリスタートとあって、世界中の注目を集めたブンデスリーガの第26節。なかでも、“宿敵”シャルケにドルトムントが4-0と快勝した一戦は大きな話題となっている。
この伝統のレビア・ダービーで、千両役者ぶりを発揮したのが、ドルトムントの“怪物”アーリング・ハーランドだ。
29分にトルガン・アザールのアーリークロスに合わせ、左足の巧みなワンタッチシュートで均衡を破った19歳の大器は、チームが2点を追加して迎えた63分には絶妙なスルーパスでラファエウ・ゲレイロのダメ押し弾をアシストし、強烈な存在感を放った。
2か月ぶりの再開という緊張感もあったなか、持ち味を存分に発揮したハーランドが“大物ぶり”を見せつけたのは、得点シーンだけではない。
新型コロナウイルスの影響で各国リーグが打ち切りや中断を余儀なくされているなかでのリスタートとあって、世界中の注目を集めたブンデスリーガの第26節。なかでも、“宿敵”シャルケにドルトムントが4-0と快勝した一戦は大きな話題となっている。
この伝統のレビア・ダービーで、千両役者ぶりを発揮したのが、ドルトムントの“怪物”アーリング・ハーランドだ。
29分にトルガン・アザールのアーリークロスに合わせ、左足の巧みなワンタッチシュートで均衡を破った19歳の大器は、チームが2点を追加して迎えた63分には絶妙なスルーパスでラファエウ・ゲレイロのダメ押し弾をアシストし、強烈な存在感を放った。
2か月ぶりの再開という緊張感もあったなか、持ち味を存分に発揮したハーランドが“大物ぶり”を見せつけたのは、得点シーンだけではない。
スコアレスで迎えた23分だった。味方のCK時に相手エリア内で自身のマーカーだったフランスU-20代表CBのジャン=クレア・トディボと激しくもつれたハーランドは、強めのショルダーチャージを当てたのだ。
問題はここからだ。厳しいチャージに激怒したトディボが、明らかな暴言をぶちまけたのだが、ノルウェー代表FWは不敵な笑顔を浮かべてやり過ごしたのだ。
あのズラタン・イブラヒモビッチを彷彿とさせるパーソナリティーを見せつけた俊英の振る舞いに、英国メディアなどが反応している。
『The Sun』紙が「ハーランドは明らかに我を失ったトティボからフランス語で『クソッタレ!』と言われているのに、萎縮する素振りなんて一切見せなかった。そして、騒動の6分後にゴールを決めて笑った」と評せば、『Express』紙は「トティボとの口論も、ハーランドにとって刺激にしかならない。あれは彼のパフォーマンスを向上させてしまったようだ」と綴った。
全世界から注目された一戦で、そのポテンシャルを遺憾なく発揮したハーランド。その肝っ玉の大きさも含めて、やはり“半端ない”ストライカーである。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部