エムバペやサンチョを獲得する? “熱血漢”クロップの気になる回答は――「みんなを愛していて…」

2020年05月07日 サッカーダイジェストWeb編集部

「みんな本当にグッドガイだ」

リバプールを率いるクロップ(左)は、超注目銘柄のエムバペ(右上)とサンチョ(右下)について何を語ったのか? (C) Getty Images

 新型コロナウイルスによって重大なダメージを受けたサッカー界だが、それでも各チームは来る2020-21シーズンに向けた準備はしていかなければならない。

 注目を集めるのが、脂の乗ったヤングスターたちの動向だ。今夏の移籍市場では、キリアン・エムバペとジェイドン・サンチョの去就が現地メディアを賑わしている。

 そんなふたりの有望株についてコメントしたのが、リバプールの指揮官ユルゲン・クロップだ。

 今シーズンのプレミアリーグで首位を独走し、30年ぶりのトップリーグ制覇の大願を成就させようとしているリバプールの熱血漢は、中東のスポーツ放送局『BeIN Sport』のインタビューで、エムバペとサンチョの獲得について問われ、「チームにいない選手を夢見たりはしない」とキッパリ。さらに次のように意見した。

「そういう質問に対して、明日の新聞の見出しを作られないように応えるのは無理だ。それはしたくないことでもある。私は彼らみんなを愛していて、他にも数人そのような選手がいるね。

 すべて例外的な選手たちだ。そのような振る舞いや技術、才能を持っているからあのレベルにいる。彼らのことを愛しているが、指導していないことは何の問題もない」
 

 さらに「君のリストにはネイマールはいないのかい? レバンドフスキはいないのかい?」と逆質問をしたクロップは、こう続けている。

「世の中にはいい選手たちがたくさんいる。みんな本当にグッドガイだよ。エムバペには大きな未来があるし、ジェイドン・サンチョもそうだ。皆近い位置にいるよ。だけど、サディオ・マネは十分に若いし、モハメド・サラーだってこの先、数年に渡ってトップグループにいられるくらいに若い。自分の選手たちに完全に満足している。他の選手については考えたことがない」

 自軍の現有戦力に対する満足感を示したクロップ。だが、「もし、将来的に誰か獲得できるとしても、その時はその時だ」と言い残している。はたして、レッズ(リバプールの愛称)は、今夏のマーケットでどのような動きを見せるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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