来季の久保建英は“憧れ”のイスコとポジション争い? スペイン紙がマドリーの「世代間バトル」を特集!

2020年04月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「クボはエキサイティングな選手」

イスコ(右)の競争相手として取り上げられた久保(左)。(C)Mutsu FOTOGRAFIA,Getty Images

 スペイン紙『Marca』が4月14日、レアル・マドリーの「世代交代」についての特集を掲載した。

 現在のマドリーは過渡期にあり、昨シーズンから変革の兆候が表われていると記事は指摘。一方で、まだブレイクする前の若いタレントをかき集める近年の補強戦略により、レンタル中の選手も含めて才能豊かな"新世代"が揃っていると綴った。

 そして、「10のバトル」として、若手とベテランのポジション争いの10の想定ケースを年齢とともに掲載。現在マジョルカにレンタル中の久保建英も登場している。

 取り上げられたのは、以下の「争い」だ。

【インサイドハーフ】
マルティン・ウーデゴー(21歳)対ルカ・モドリッチ(34歳)

フェデリコ・バルベルデ(21歳)対トニ・クロース(30歳)

【ウイング】
ヴィニシウス・ジュニオール(19歳)対エデン・アザール(29歳)

ロドリゴ(19歳)対ガレス・ベイル(30歳)

【右SB】
アシュラフ・ハキミ(21歳)対ダニエル・カルバハル(28歳)

【左SB】
フェルラン・メンディ(24歳)対マルセロ(31歳)

【GK】
アンドリー・ルニン(21歳)対ティボー・クルトワ(27歳)

【CF】
ルカ・ヨビッチ(22歳)対カリム・ベンゼマ(32歳)

【CB】
エデル・ミリトン(22歳)対セルヒオ・ラモス(34歳)

【攻撃的MF】
久保建英(18歳)対イスコ(27歳)

 最後に紹介された久保とイスコの争いについては、まず後者の現状について、「中断前にパフォーマンスが改善されたものの、その将来は100パーセント明確ではない」と指摘。そのうえで、18歳の日本代表MFについて、「クボはエキサイティングな選手であり、遅かれ早かれマドリーのスカッド入りを懸けて戦うことになる、才能あふれるヤングタレントだ」と伝えている。

 マドリーのトップチームのプレシーズンキャンプに参加した久保は、「驚いた選手」としてイスコの名を挙げていた。そのいわば"憧れの存在"の好敵手として名前が出ること自体、このレフティーの成長の証と言えるだろう。

 ちなみに、『Marca』紙は、この「10の争い」に関してウェブ上でアンケートを実施。久保とイスコに関しては、「ひとりしか選べないとしたら、来シーズンにどちらが必要か」という質問をしている。はたして結果は……。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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