「制裁を受けていたので…」久保建英がスペイン全国紙の一面に登場!マドリー移籍の舞台裏を明かす

2020年04月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「8万5000人の観衆を見たら、モチベーションが上がる」

現在はマドリーからマジョルカにレンタルされている久保。(C)Mutsu FOTOGRAFIA

 現在、レアル・マドリーからマジョルカにレンタル中の久保建英。本来であれば、この週末に保有元のマドリーと敵地サンチャゴ・ベルナベウで対戦するはずだった。だが、周知の通り、新型コロナウイルスの影響でラ・リーガは無期限の延期となっている。

 スペイン紙『AS』はこのタイミングで、久保のインタビューを実施。一面に写真を掲載するなど、大々的に取り上げている。

「本当に試合をしたかった。すべてのゲームが重要ですが、非常に特別な一戦でした」

 延期になったマドリー戦についてそう語った久保は、まだ経験したことがないベルナベウでのプレーについてこう続けた。

「まだプレーしていませんが、本当に楽しみです。ウォーミングアップの時に、8万5000人の観衆を見たら、モチベーションが上がると思います。そこで悪いプレーをするなんて不可能です」
 
 10歳の時から約4年に渡ってバルセロナのカンテラ(下部組織)でプレーしていた久保は、バルサが18歳未満の外国人選手獲得のルール違反で制裁を受け、本人も出場停止処分を科されたため、日本への帰国を余儀なくされた。

 そのため、2019年の6月にその宿敵であるマドリーと電撃契約を結んだのは驚きを与えた。その経緯についても明らかにしている。

「さまざまなクラブが興味を持ってくれているのは耳に入っていましたが、すでに制裁を受けていましたし、家族も、代理人も、僕も18歳になるまでは何も知りたくありませんでした。(去年の)6月4日に18歳になったタイミングで、マドリーが日本に来たいと言ってくれて、すぐに訪ねてきてくれました。とてもいい感触でした」

 そして、バルサも復帰のためのオファーを出していたにもかかわらず、マドリーを選んだ理由については、こう語っている。

「僕のために描いてくれた今後のプランがとてもエキサイティングで、素晴らしかった。それを日本に来て、対面で説明してくれた。これほどのビッグクラブが関心を寄せてくれた、というのも大きかったですね」

 マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長に会った時に、「家族の一員であるかのように扱ってくれた」ことも明らかにした日本の若きサムライ。そのペレス会長やマドリーのファンの前でプレーする機会は先延ばしになってしまったが、再開後にマジョルカで成長した姿を見せてくれることだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

次ページ【動画】久保建英が鮮やかな股抜き!ラ・リーガ公式が投稿した厳選スキル集はこちら

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事