元日本代表監督のザッケローニ氏がイタリアから"第二の故郷" へエール!「少しずつ光が…」と母国の現状も語る

2020年04月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

緊急事態宣言が出されたばかりの日本に向けて…

2010年に就任し、2014年のブラジルW杯まで日本代表監督を務めたザッケローニ氏。(C) SOCCER DIGEST

 JFA(日本サッカー協会)は4月8日、公式ホームページで元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏のコメントを掲載した。

 ザッケローニ氏の母国イタリアは、欧州で最も新型コロナウイルスの感染者が多く、7日にイタリア当局から発表されたデータでは、13万5000人を超え、死者数も1万7000人に達している。ただ、増加ペースは若干鈍化しているようだ。

 そんななか、イタリア人指揮官は、緊急事態宣言が出されたばかりの日本に向けて、自身の経験を踏まえつつ、次のようなメッセージを送った。
 
「親愛なる日本の皆さんへ。今、世界中が大きな不安に包まれています。新型コロナウイルスの蔓延を防ぐために、日本の皆さんも多くの努力と犠牲の上に責任のある行動が求められていると思います。日常生活で習慣にしていることを我慢したり、自由な行動が制限されたりすることもしばらくの間求められますが、それは再び素晴らしい世界を取り戻すために必要なことだと思います。

 私の第二の故郷である日本には、困難に打ち勝つために自己犠牲を払い、他人を思いやって行動できる多くの人たちがいることを知っています。

 皆さんもご存じのとおり、イタリアでもこの新しいウイルスとの戦いが続いています。

 自分自身、愛する家族や友人、多くの人々の健康を守るためにできることは、私たちが家に留まることです。まだまだ厳しい状況ですが、イタリアでも1か月以上にわたって人々が家に留まる努力を続けた結果、少しずつ光が見えてきているように感じています。

 再び素晴らしい世界を取り戻すという同じ目標に向かって、一致団結して共に頑張っていきましょう。アルベルト・ザッケローニ stay@home」

 このザック氏からの言葉に真摯に耳を傾け、一人ひとりが責任のある行動を心掛けなければならない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
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