「最高のひとり」「文句のつけようがない」中田英寿がローマ時代に決めた伝説の”弾丸ミドル”に再脚光! 現地サポも絶賛

2020年03月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

ローマ公式アカウントが公開したのは…

ローマのスクデット獲得に多大な貢献をした中田。 (C) Getty Images

 新型コロナウイルスの影響がヨーロッパで最も深刻化しているイタリア。現地時間3月21日の時点で感染者は5万人を超え、死者は死者4825人に上った。その脅威は衰えるどころか、増し続けている。

 セリエAも4月3日まではとりあえず中断が決定。国民に対しては不要不急の外出を自粛、自宅待機が推奨されている。

 そんななか、ASローマは公式ツイッターで「自宅待機でちょっと退屈しているファンへ。見たい映像のリクエストを受け付けます」と呼びかけた。

 すると、これにローマ公式アカウントに日本版が反応。「我々は、中田(英寿)のゴールが見たい」とメッセージを送ると、すぐにこのリクエストに反応した。

 公開されたのは、2001年5月6日(第29節)に行なわれたユベントス対ローマの一戦だ。スクデットの行方を左右する大一番となったこの試合、中田は後半途中、2点ビハインドの場面でフランチェスコ・トッティと交代してピッチに登場した。

 そしてこのサムライ戦士が、大仕事をやってのける。中央でボールを受けてドリブルで持ち上がると、エリア外から右足を振り抜き、強烈なミドル弾を叩き込む。さらに中田のシュートが2点目も呼び込み、負けゲームを2-2のドローに持ち込む原動力となった。

 このシーズンは、最終的にローマがユベントスを振り切ってリーグ優勝を決めた。勝点差は2ポイント。この直接対決のドローが結果的に大きな意味を持ったため、中田を「英雄」として称える声は根強くある。

 動画がアップされると、現地サポーターからは「文句のつけようがない」、「ヒデー!」、「俺はここにいたんだよなあ」、「サムライ!!」、「ローマのシャツを着た最高のひとり」、「ナイスシュート、そしてナイスゴール」といった絶賛のコメントが寄せられた。

 あのシーズン以来、スクデットから遠ざかって悔しい思いをしているだけに、ロマニスタはこのスーパーな一撃に再び酔いしれたことだろう。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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