「ミナミノが変化の鍵に…」リバプール地元紙が南野拓実を特集! いまだ0ゴールも期待をかける理由とは?

2020年03月22日 サッカーダイジェストWeb編集部

布陣変更の可能性を指摘

リバプール加入後は得点がない南野。だが、献身的な働きを見せる背番号18には大きな期待が寄せられている。 (C) Getty Images

 今冬にリバプールに加入した日本代表FW南野拓実は、まだゴールを奪っていない。しかし、現地では、その評価に変わりはないようだ。

 現地時間3月21日、リバプールの地元紙『Liverpool Echo』は、「タクミ・ミナミノはチームがさらに危険になる大きな変化の鍵を握る」と題した特集記事を掲載した。

 今シーズンのチャンピオンズ・リーグで特大のインパクトを残し、移籍金725万ポンド(約10億円)でリバプールへの入団を叶えた南野。しかし、ここまで公式戦7試合で0ゴール・0アシストと目に見える結果を残せていない。

 ユルゲン・クロップ監督は「いいかい? 誰かに合わせてプレーすべきかなんて心配するな」と励まし、その実力に疑いは持っていない。
 

 サムライ戦士に対する期待は、地元紙も薄れてはいない。『Liverpool Echo』は、「費用対効果、FWとしての多様性、最低4つのポジションでプレーできる能力、そしてバックアッパーとしては並外れた実力を踏まえて契約だった」と綴ったうえで、「今の4-3-3のシステムは大きな成功を収めており、ミナミノがそこに割って入るのは容易ではない」とし、さらにこう続けた。

「フィルミーノをトップ下、左にマネ、右にミナミノ、最前線にサラーを置いた4-2-3-1システムは機能するはずだ。この4人の美しさは、相手DFが本当に手に負えないほどに流動的なところだ」

 さらに記事では、昨シーズンにジェルダン・シャキリが好調だった際に、クロップ監督が4-2-3-1システムを用いていたことに触れつつ、南野がスイス代表MFに取って代わる存在になり得ると太鼓判を押した。

「昨シーズン、度重なるケガやミステリアスな欠場が続くまで、シャキリが4-2-3-1の右サイドで起用された。今なら、ミナミノが簡単にこの役割を手にできる。リバプールは、今夏の移籍市場で2500万ポンド(約35億円)前後でシャキリ売却を進めるだろう。しかし、その理想的な代役はすでに獲得しているのだ」

 周知の通り、プレミアリーグは新型コロナウイルスの影響により、再開の目途が立っていない状況にある。南野は再開後にチームの重要戦力へとなり得るのか。そのパフォーマンスに注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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