2020シーズンのJリーグは「昇格あり」「降格なし」の特例ルールを適用…コロナ禍、大会方式にも影響

2020年03月19日 サッカーダイジェストWeb編集部

「競技の不公正が生じた場合でも、降格リスクを回避することでサッカーを継続していく」

「意志をもってサッカーを続けよう、というのが一番の思い」と決意を明かした村井チェアマン。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 Jリーグは3月19日、臨時実行委員会を開催し、2020明治安田生命Jリーグの全カテゴリ―での「昇格あり」「降格なし」の特例ルール適用を決定したと発表した。これは、17日の理事会で諮られ、実行委員会での総意により決定されることを条件に承認されていたという。

 決定された特例ルールは以下の通り。
●2020シーズンのJ1、J2、J3全てのカテゴリーにおいて、「昇格あり」・「降格なし」の特例ルールを適用する
・J1には昇格はない
・J2はJ1に2クラブ昇格、J3はJ2に2クラブ昇格(条件を満たさない場合は昇格クラブ数に変動あり)

 この決定に際し、村井満Jリーグチェアマンは以下のコメントを発表している。

「本日の臨時実行委員会だけでなく、これまで数多くの議論を重ねてきました。今後様々な困難が想定されますが、意志をもってサッカーを続けよう、というのが一番の思いです。今後公式試合が再開された場合において、ホームスタジアムの利用頻度や、試合日程の過密状況、アウェイゲームやホームゲームの連戦格差など、競技の不公正が生じた場合でも、降格リスクを回避することでサッカーを継続していくことを実行委員の皆さまと合意いたしました」​​​


 なお、今後の公式戦の再開日および詳細な大会方式、試合開催日程については、決定次第改めて発表される。

 依然として猛威を振るう新型コロナウイルス。いまだ収束の気配を見せない脅威が、ついに今シーズンの大会方式にも影響を与えることとなってしまった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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