EURO2020が来夏に延期決定! UEFAは保証金358億円の負担を各国リーグに仰ぐ方向か

2020年03月17日 サッカーダイジェストWeb編集部

開催が「危険」と判断

開催の延期が決まったEURO2020。その決断は議論を呼びそうだ。 (C) Getty Images

 欧州サッカー連盟(UEFA)が一大決定を下した。

 現地時間3月17日、英公共放送『BBC」など複数の海外メディアは、UEFAが欧州クラブ協会(ECA)と欧州リーグの代表者、FIFPro(国際プロサッカー選手会)の代表者と議論した後に行なった55か国の加盟メンバーとの緊急的なビデオ会議の結果、猛威を振るっている新型コロナウイルスの影響を鑑みて、今年6月に開幕するEURO2020の延期を決定したと一斉に報じた。

 ヨーロッパのサッカー界は、5大リーグをはじめ各国リーグが中断に追い込まれている。その中でUEFAは、12都市で開幕予定だったEURO2020が「危険」と判断。先述の決定に至ったようだ。

 英紙『Telegraph』などによれば、UEFAは今回の決定に際して、延期の補償金が2億7500万ポンド(約358億円)にのぼると想定。その負担を加盟メンバーである各国リーグとその所属クラブに通達し、協力を仰ぐ算段だという。

 気になる延期時期だが、英公共放送『BBC』は、来年の6月11日から7月11日までになったと伝えている。

 EUROの開催延期が決まり、中断となっている各国リーグの再開後のスケジューリングも進むと思われる。今後もその動向を注視したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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