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【三浦泰年の情熱地泰】東京から西へ。神戸のノリ、熊本の平岡先生、そして鹿児島の恩人たちに逢う…

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年03月12日

鹿児島ユナイテッドで監督と選手という立場で仕事をした藤本憲明と対談

神戸で行きつけのうどん屋さんで、藤本、店の大将とのスリーショット。

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 何年ぶりだろう?
「いぶきの森」。

 神戸へ行った。ヴィッセル神戸のトレーニング場だ。

 藤本憲明選手こと「ノリ」に会いに、古巣の練習場へ足を運んだのだ。非公開トレーニングの日、関係者、メディア、マスコミはマスク着用が義務付けられ、ピッチを取り囲む柵はクリムゾンカラーのシートで覆われていた。

 ピッチの周辺は、殺伐とした風景ではあったが、新時代に相応しいタイトルを取ったヴィッセル神戸。変わったと確信できる空気と懐かしい香り、そして僕は10年ぶりくらいになるのであろうか? 正直、表現しづらい気持ちであった。

 鹿児島ユナイテッドFCで、監督と選手という立場で仕事をした藤本憲明、ノリとの対談。鹿児島で1年間、お互いに中味の濃い時間を過ごし、彼は大分(大分トリニータ)へ移籍した。僕は30試合で24点を取ったチーム得点王が去った鹿児島ユナイテッドでもう1年指揮を執り、ノリはJ2というステージで力を発揮。大分でも26試合で12ゴールを叩き出した。

 さらにJ1でもチーム最多得点を叩き出して結果を残すなか、彼は昨年、シーズン途中で地元の関西にあるヴィッセル神戸へ電撃移籍した。

 一方で僕はノリのいない鹿児島ユナイテッドを明治維新100周年の年にどうしても昇格したいというサポーターの期待に応えることができ昇格を果たした。ただ、クラブの期待には応えられなかったのか、契約の延長はなく、2019年はゆかりの深いブラジル、サンパウロへ!

 もちろんヴィッセル神戸も藤本憲明も鹿児島ユナイテッドも日本のサッカーも、遠い地球の裏側から応援し、注目していた。

 いぶきの森に立ち、当時のことを幾つか思い出した。白黒の縦縞のユニホームをクリムゾンレッドに変えたクラブは、ロゴマークをヴィッセルの「V」をあしらったシンプルなデザインに変えた。有名なデザイナーの佐藤可士和氏によるデザインだ。

 しかし当時、サポーターには「ふざけるなヤス!! なに勝手に(ロゴを)変えてんだ」と言われた。

 下部組織に関して言えば、ジュニアチームを新たに立ち上げた。これも地域の4種の指導者に叱咤激励されながら理解をしてもらい、数か月で立ち上げに漕ぎつけることが出来た。

 あれから15年以上経ち、あのイニエスタがプレーするチームになり、クラブは2020年、天皇杯とゼロックス杯を獲得。ビッグクラブへの道を歩もうとしている。もう誰もが愛する全国区のクリムゾンカラーが似合うクラブへと成長したのである。

 そんな事を考えながらトレーニングを見学させてもらい、神戸から熊本へ移動した。
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